S江さんは、おしとやかで、しっかりした66歳の女性です。
先日、更衣時によろめいて、左肩を打ってしまったので、来院。
「前には上がるが、後ろに手がまわらない」状態です。
他にも、
①両足の外側がしびれていて、神経痛と診断され、薬を飲んでいる。
②以前、軽い椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症 と、言われた。
③最近、こむら返りが多い。
④転びやすく、足元が弱い。
と、不調な点があるとのことです。
歩行チェックで、
①左右の足の間が狭い(モデルウォーク)
②骨盤の後傾
③足が内側に入る
癖があることがわかりました。
全身チェックで、
①右首が張っている。
②仙腸関節を傷めている。
ことが、判明しました。
そこで、
整復し、局所冷却。
左首から腕にかけて、10個の置鍼を貼りました。
ここで、左手を後ろに回して、脊椎まで、届くようになりました。
S江さんは、一直線上を歩くクセがあり、
やじろべえのように全身が安定せず、
その不自然な横揺れを制御する為、両足の外側に負荷がかかりすぎ、
神経痛のような痺れが出ています。
また、やじろべえのようで足元が不安定になり、
よろめき、転びやすくなっています。
何度もの転倒の衝撃で右首・仙腸関節を傷めています。
そこで、
正しい歩行練習をし、
氷のうで、首と腰を一時間は、冷やすよう指導しました。
S江さんの場合、左右の足の間を広くして、歩きこめば、
全身状態が良くなって、転ばなくなり、
病院通い や、薬 から解放されるでしょう。
「歩行 と 氷のう」 です。
がんばってください。
(N)
