3月、息子さんにおぶわれて来た85歳の患者さんが、当院にいらっしゃいました。よくお話を聞いてみると、膝に水がたまり歩けなくなってしまったので、病院で水を注射器で2回程抜いてもらったそうです。医師からは、「今度痛くなったら手術をしましょう」と言われ、手術するのは絶対に嫌だと思ったので、当院にいらっしゃったとのことでした。60日寝たきりだったので、太ももの筋肉の力がなくなり歩けない状態でした。当院では、最初に院長が状態を診断し、施術を行います。その後、整膚をし皮膚を活性化させた後、氷で冷やし電気治療を行います。その後、もう一度院長が整復し、症状に応じてリハビリを行います。最初の施術で、踵がつけるようになり両手にメディカルポールを持ち歩けるようになりました。ところが、自宅でも歩こうと両手に杖を持ったところ力が入りすぎて、左手首をねんざし腫れて、箸も持てなくなりました。もうこれで大丈夫かと思ったら、朝起きようとして首を捻り、左右に向くことができなくなってしまいました。膝の痛みをかばったため体に力が入り、がちがちに体が硬直したからです。その後順調に回復しねんれいを感じさせない軽やかな足取りで、当院で特訓中です。笑顔が見られ、私はすごく嬉しいです。
