表記のテーマについて、最前線で地域の方々に看護を提供し活躍している方の授業を受けました。
地域包括ケアシステムは、「本人・家族の選択と心構え」を土台に、「すまいとすまい方」、各サービス、予防があるという考え方。
つまり、「本人・家族の選択と心構え」を支援するには、自己決定に対する支援が必要であり、そのためには、わかりやすい情報の提示の仕方が有効であるという。たとえば、サービス利用による効果の成功体験の蓄積と伝達がその例。これは、サービス提供者が伝える場合と介護者や家族が経験して伝える場合とある。地域包括ケアシステムの土台を頑丈にするために、各々、自分で考える人をつくっていくことが、私たち、看護師をはじめとする専門職の役割であると学んだ。
また、無料で気軽に立ち寄って何でも相談できる保健室開設の経緯、具体的な内容、2事例のプレゼンテーションがあった。ひとつめは、数年間、入院していた難病患者の退院支援の具体的な支援の展開事例、ふたつめは、インスリンの自己注射ができない、歩行可能な認知症患者の在宅療養を支援する事例。いずれにしても、医療も含んだ相談支援の場が、様々な部署とつながり、連携をとりながら成功した事例だった。
看護を提供する場や方法について、今ある枠にとらわれずに考えていい、その可能性があるという、ひとつの活動の例を教授していただいた。
質の高いエンドオブライフケアについての話しのなかで、特に印象に残っているメッセージは、重装備にならないように支援していくことは、予防になるという考え方。
重装備というのは、様々な医療処置を伴う状態のこと。
在宅看護CNSの講義のなかで言っていた、おおかみに育てられた子供の話しとリンクしますね。
私たち、看護師は、見慣れすぎて、当たり前すぎて、いろんな医療処置を伴っている患者をどうにかしようと思わない傾向にあります。
そうではない、ということです。