「ギャラクシー・オブ・テラー」(VHSビデオ) | 倉敷ぶらり

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※ごめんなさい。ネタバレしています。

「ギャラクシー・オブ・テラー」をVHSビデオで見ましたよ。

 



「運命をつかさどる帝王(マスター)の命令を受け、暗黒の惑星モガンサスで連絡を絶った宇宙船リーマス号の救助に向かった捜索隊の一行。隊長はベテランとはいえ一旦引退した老人、そして船長は25年前に惑星ヘスベラスの大虐殺から唯1人逃れて無事帰還した気丈の女飛行士。目的地に近づくにつれ、若い乗組員たちの神経は高ぶっていった。リーマス号は、とてつもなく恐ろしい秘密を含んだ巨大なピラミッドの頂上から発している何か巨大な磁力に引き付けられたように、モガンサスの惑星表面上に不時着していた。そして他にも遭難船があちこちと散らばっており、異様な風景を作り出していた。さっそく調査を開始した救援隊だが、1人また1人と信じられないような”死”の犠牲となって隊員の数が減っていく。武器の達人ベーロン、超感覚者の美女アルーマ、機敏な行動と冷静な判断力を持つリーダー格のカブレン、クリスタルの武器を持つ大男キュイドら生存者は、無情にもピラミッドに向かって引き寄せられ、彼らの運命はそれぞれ定められた方向に向かうが……。果たしてモガンサスに潜む”恐怖”の実態とは何だったのか――。」【パッケージより)

1981年アメリカ作品。40年前の作品。惑星モガンサスで、遭難した宇宙船を救助に向かうが、その惑星で、クルーたちは、次々と謎のクリーチャーに襲われ…というお話のB級SFホラーです。
惑星ゼルシーズのゲームを司どる帝王のもとに、惑星モガンサスで、宇宙船リーマス号が連絡を絶ったと報告が入ります。帝王は、クルーを自ら選別し、クエスト号で、救出に向かうよう命じます。惑星モガンサスに着陸したクルーは、リーマス号を見つけますが、みんな死んでいる模様。パワーが発せられている地点があることを知ったクルーは、パワーの源を調べに行くことに。その場所にはピラミッドが。ピラミッドに侵入したクルーたちは、いろんなクリーチャーに襲われ、次々と犠牲になっていきます。そのクリーチャーは、昆虫のようなものだったり、巨大なイモムシだったり、悪魔のような動物だったり、触手だったり、様々です。何でだろうと思ってみていましたが、終盤、理由が明らかになります。
クルーの中で唯一怪しい行動をとるものがいます。コックのコアです。意外性なく、果たして黒幕はコアだったわけですが、コアが、惑星ゼルシーズのゲームを司どる帝王だったのです。コアによって、明らかにされます。このピラミッドが消滅した種族の子供たちの玩具で、恐怖の神髄を知り、それを克服するというゲームだと。
クルーみんながトラウマを抱えています。気が弱かったり、閉所恐怖症だったり、蛆虫が嫌いだったり、過去にとトラウマがあったりと。クルーたちを襲った恐怖心が、実体化しクリーチャーとなって彼らを襲ったのです。
最後まで生き残ったのは、カブレンと、帝王コアの二人。恐怖を克服したカブレンは、帝王コアを殺しますが、コアはいいます。「殺したのは老人だ。帝王のパワーは生きている。」
帝王にはならないとカブレンはいいますが、恐怖心を克服し、結果的にゲームを制したカブレンは、否応なく帝王になっちゃったわけです。
クリーチャーの正体が、具現化したクルーの恐怖心だったというアイデアは面白かったけど、終わり方と帝王の設定が、ちょっと納得のいかなかったですね。
40年前の作品ということを考えれば、舞台装置、特撮はなかなか良かったと思いますが、
バトルシーンなど演出が、B級SFホラーの域を出ていない感じがしました。
面白かったシーンは、美女クルーのデミアが、蛆虫に恐怖心を抱き、具現化した巨大イモムシに襲われるというシーン。なぜかイモムシの体液に服だけが溶け、全裸になって悶絶して死んじゃうシーン。B級お決まりのお色気サービスだったんでしょうね。


今日も、面白かったです。

映画って、いいですな。