シネマクレール丸の内に「ノクターナル・アニマルズ」を観に来ましたよ。
この日、2本目です。
開場の時間まで、自動販売機で、買ったコーヒーを飲みながら、「ノクターナル・アニマルズ」の記事を読んで待ちます。
開場の時間になったので、2階のスクリーン2へ。
映画チラシです。
スーザンはアートギャラリーのオーナー。夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。
彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。」(映画チラシより)
現在と、小説の世界と、過去が交錯して、ストーリーは進みます。
心理的に、ドキドキしますね。心理的サスペンス。
息遣い、風の音、銃声、風の音。音の使い方がいいですな。
小説の主人公と、スーザンの気持ちが、シンクロ。
小説の映像と、現実の映像が、シンクロ。
赤いソファーに横たわる背面裸体は、インパクトありましたね。
静かに、劇中に流れる音楽が心にしみます。
エンディングで、余韻に浸ります・・。
そして、心にざわめきが・・・。
復讐・・・?
複雑な構成の作品だったけど、最後まで、目が離せませんでしたね。
エンディングのとらえ方は、人それぞれってことか。
印象に残ったセリフをいくつか。
「なぜ、小説を書くの?」「いずれ死にゆくものを救いたい。」「書くことで永遠に生きられるから」
「変化ばかり追うのはいい考えとは思わない。」「先週あなたが言ったのよ。変化が必要だと。」
「誰かを愛したら、努力しないと。」「あなたは、逃げてばかりいる。」
「何者であれ、罰を受けずに逃すものか。誰一人。」
帰りに、パンフレットを買いましたよ。
今日も、面白かったです。
映画っていいですな。