「気が巡る体」になっていますか？

こんばんは

ママ獣医師の鈴木綾香です

あぁ〜やることが多すぎる毎日

昨日もこのブログを書きながら寝落ちしてしまってました・・・

先ほど本日のZoom診察が終わったので、今日こそ書きます

P&Hで診察をするようになってから毎日毎日、『あぁ〜こんな子きっと多いだろうから皆さんに伝えたいなぁ』と思う子が沢山来るので、ブログを更新できる時は更新したい！

昨日は（もう日付変わったけど）、急遽3頭の診察

1番最後の子のスタンプーちゃんの座り方があまりにビックリで

わかる？？

上から見たらこんな感じ

股関節が外に広がっていて、なおかつ膝も曲げれてなくて伸ばして座ってるんです

引き取られた時からすでにこの座り方だったそうですが、普通の座り方を見たことがないと

座ってもこんな風に開くの。

そしてこの物悲しそうなお顔😭

上目遣いで、この悲しそうな顔でずっと見てくるので、どうしたんだろう？とずっと思いながら施術をしていました

皮膚もパツンパツンで全然伸びず・・・

飼い主さんが心配されていた

・顎の痙攣

・嘔吐や草をよく食べる

・ゲップが臭い

・おならがよく出る

・口をくちゃくちゃする

・特に腰あたりにできものが多い

これらの症状は全部このパツンパツンになった皮膚が原因で起きていると思われました

では、なんで皮膚がパツンパツンなのか？？

それこそ、この座りにくそうな後ろ足、股関節に皮膚が引っ張られているからなのです

皮膚がパツンパツン＝気が巡ってない→血も水も巡らない→できものができやすい、胃腸なども動かないから吐いたりしやすい、巡らなくて気が上がるので、ゲップが出たり、溜まってた気がおならとして出る

こんな風に診断し、念入りにマッサージをしました！

肩、上腕は最初これだけの可動域しかありませんでした

＜Before＞

それが、施術後にはこんなに前後に動くように　カチカチに胸にくっついていた前足もゆとりが出るようになりました

＜After＞

後ろ足かかとの可動域も、最初は全然動かず・・・

＜Before＞

これもかかとのマッサージなどをすることで。。。

＜After＞

だいぶ柔らかくなりました

全部終わった後にお顔を見たら！！

なんとお目目がくりくりして、全然違う子！！

 なんか目に覇気がなかったのは、体がきつかったからかもしれませんね

後ろ足もまだまだこれからですが、足を中にしまってキープすることができています

 実は特に今の時期、吐いたり、下痢したり、逆に便秘になったりの胃腸系のご相談がとても多いです。

気が巡らなくなる季節ですので、気を巡らすための食べ物！などと思ってしまいがちですが、まず「気が巡る体」になっているかどうかをチェックしてみてください

今日のBeforeの動画のように関節部位などが動いていない時は、「気が巡らない」体になっているかも？！

気が巡る体になったら、そのあとは足をうまく使えるようにリハビリをしていきます

長くその体が維持できるように、お家でできるケアをできるだけ教えますので、飼い主さんも一緒になって頑張っていきましょうね！！

では！明日は大分へ診察に行ってきます

おやすみなさ〜い

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