こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
福岡、やっと!!やっと!!梅雨が明けました
それと共に、私のキュルキュルお腹もやっと落ち着きました
しかし、まだまだ体調の悪い子が多い多い
毎日往診に電話相談に、これまで見た子のご相談にと、今年の夏は忙しくなりそうです
さて、先日書いたこのダックスちゃん、お顔の表情から、どんなことがわかったでしょう?

梅雨夏セミナーを受けられた方!!
瞼には何の弱りが出るんでしたっけ??

私から見るとおとなしいのではなく、『体がきつい』と言っているように見えました

この子の西洋医学的な病名は、
『蛋白漏出性腸症』

実はこの病名がついてる子、かなり見てます、、、

この病気は、腸から多量の蛋白が漏れ出てしまうことで、血液中のタンパク質が少なくなって、低蛋白血症となる病気です。
エコーなどでみると、腸がグジュグジュに膨らんで見えたりすると言われることも多いんですが、、、
症状は、慢性の下痢です

この病気を東洋医学的に見ると、何が起きているんでしょう
?

実は、これも先日書いた『水毒』が原因となっていることが多いのです

体に余分なお水が溜まっていて、おしっことして出せないから腸の方からお水をなんとか出そうとしている体の反応なのです
そして、この子の他に出ている症状は、、
この鼻水なのです
診察中もダラダラと透明な鼻水がずーっも流れていました

また涙もボロボロ出ているそうで

それがひどくなり始めたのが、この病気の治療で必ず使われるステロイドを飲ませ始めてからだそうで

体は、なんとかお水を出そうとしてるんですが、それを抑え込もうとすると、体は本来出るべきところでないところからお水を出してきます。
それが、鼻水や涙なのです

この子の場合、お水も普段からあまり飲まないそうなので、やはり『飲めない』状態にあるのです

もう、、、、梅雨からこんな子を何頭見てきたかわからないくらい見てます、、、
どうか周りにこんな子がいたら、教えてあげてください

こんな子の症状をただただ『押さえ付ける』だけだと、体はもっともっと反抗して違うことでバランスを整えようとします。
押さえ付ければ押さえ付けるだけ、その反動は大きいのです。
ちゃんと『お水をめぐる体を作ってあげること』
これは、ただ食べ物だけでもダメ、マッサージだけでもダメで、体の中からと外から、両方から治していくことが必要です。
まだ漢方や薬膳、飼い主さんによるマッサージを初めて、たった2週間ですが、こんなに目がパチっとなりました

そして、あんなにダラダラと出ていた涙と鼻水が止まったそう





これには飼い主さんもびっくりのようでした

まだまだ湿気の多いこの季節、デトックスをちゃんとしておかないと、この体に溜まったお水が、秋冬に
『冷え』
と変化します
と変化します

これは温灸とかをしてもなかなか手強いです

飼い主さんが今できるケア、ぜひこちらで勉強してみてくださいね

きっと飼い主さんもだるいだろうから、ハッとさせられる内容だと思います

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