毎日とっても寒い日が続きますね
今日は佐賀でのセミナーでした
今日のセミナーに関しては、スタッフブログが更新されていると思いますが、今日も皆さんとっても熱心に聞いてくださっていました
やはり皆さん、『前の子の病気の時に何もしてあげられなかった』、『他に何かできたんじゃないか?』そういうことがずっと引っかかってらっしゃったようで、『今の子に活かしたい!』と言う思いのある方々が、どの会場に行ってもいらっしゃいます。
私自身もそうなので、たくさんの方々に伝えることができて嬉しいです
さて、昨日の薬膳のテストまで、もう頭の中がパンパンでこの前のトイプーちゃんの続きを書いていませんでした
が大きく関わっていたのです
それもただの熱ではなく『湿熱』という、湿気と熱が合わさった厄介な熱
特にこの子の熱は、肝胆湿熱といって、肝臓や胆嚢にジメジメした湿気を帯びた熱を持っていたのです
湿気も熱もある状態て、どんな状態でしょう??
なんだか熱くてネバネバしたべっとりしたものがくっついている感じがしません??
そのイメージ通り、胆泥がべたーっと溜まっていて、なかなか胆嚢から流れていかないような子は、肝胆湿熱があると診断したりします。
血液検査では、ALPというのが異常に高くなったりして、ウルソというお薬を飲んだりしますが、イマイチ効かないことが多いです。
だってウルソじゃ、体から熱が抜けないから
湿気も抜けないから
体にこんなにベタベタした熱気がたまると、すごく体が熱く感じて、ハーハーいったり、皮膚が熱を持つので最初の写真のように見た目が濃く見えることもあります。
Beforeのときは、こんなに寒いのに、ずっとハーハー言って熱を出そうとしてましたが、Afterの写真は、舌を出してないでしょ
Afterの写真で色が薄くなっていたのは、体から熱が取れてきたからなんです
最初の時を撮ってなかったんですが、こんな風に熱が溜まり過ぎることで、毛も薄くなっていたのいたのですが、だんだん熱が取れてきているので、これからきっと発毛してきます
この肝胆湿熱の子って、実はとても多いのです
そして、この熱は厄介なことに、悪化すると膀胱にまで熱が行くことが多く、それが膀胱炎の引き金になってしまう子もとても多いです
今回は、熱だけではなく、湿気の問題、水の問題でもあるので、梅雨や夏の時期にしっかり体からお水を出しきれてなかったことも問題でした
今は、飼い主さんが体の湿熱を取るように、お食事も薬膳的に取り入れてくれてます
2ヶ月で劇的に改善したのには、飼い主さんの並々ならぬ努力もありました
インスリンのお注射をゆくゆく無くしていけるように、今も頑張っています
肝臓疾患、糖尿病だからって、諦めることはないと思います。
早くケアできると、効果も劇的に早く出ることもあります。
東洋医学、奥が深いですが、学ぶと面白いことだらけですよ〜
3月から、また各地で季節別ケアのセミナーを開催予定です
今回は、これまで継続的に行ってきた福岡、東京、大阪では初級編と中級編とに時間を分けてお話ししていこうと思っています。
今回のような、ちょっと突っ込んだ話は、中級編として、詳しくお話しできたらなと思ってます
これまで私のセミナーにずっときて頂いている方は、突っ込んだお勉強をさらにしていけるかと思いますので、こちらもお楽しみに〜