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こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
今日は、柴犬ちゃん3頭の往診に行ってきました
前回、飼い主さんが福岡セミナーに来てくださり、
『たくさん自分の子に当てはまることがあって気になるので、ぜひうちの子やお友達のワンコを見てください！』と言ってくださって、早速伺ってきました
みーんな同じ柴犬ちゃんなんですが、同じ犬種でも体質がぜーんぜん違う
その中でも、今日はこの子の体質をご紹介します
まず、6歳なのに、白髪が出るのがちょっと早い？？
飼い主さんにお話をお伺いすると、耳の所の白髪が最近増えてきたそう
あれれー？なんか毛づやも悪い？？
実はこの子は、門脈シャントという肝臓の病気
生年月日から見る陰陽五行体質診断でも、ご覧の通り、元々肝(木)は1と弱い
見ると、脾(土)が0と他に比べて弱すぎる
今は、お薬で症状が抑えられて出ていないだけで、根本的なところは治ってないようです
また、腎(水)も1と、やっぱり弱い
白髪が早く出るとか、耳に症状が出やすい、毛づやが悪いのも、腎の弱りが出ている証拠です
また腎は、中医的に見ると、体を温めるという作用があります。
腎が1のため、とーっても体が冷え切っていて、耳まで冷たい
そして、体の中で特記して強すぎるのが肺(金)
お聞きすると、お家の中では、ゆっくり過ごしていることが多いけど、お散歩に行くと、疲れ知らずで物凄く走るそう
さすが、肺気が強いだけあるー
でも、強すぎちゃうと体のバランスが悪くなっちゃいますからね
これからバランスを整えていきますよ
飼い主さんたちが、口々に『今まで気づかなくて、ごめんね〜』と言われてましたが、、、
』と言われてましたが、、、でも、普通は分からないことなんです。
今、気づいてケアしてあげることがたくさんできてよかったと私は思います
門脈シャントという先天的な病気だったとしても、中医学の根本的なところを治していくという治療法に変わりはありません。
そして、西洋医学的に見ると、肝臓の病気ですが、中医学で見ると、体の臓器のバランスが崩れていて、肝臓の病気は、その一部でしかありません。
肝臓の値が高い子でも、漢方などの体にあまり負担のかからない治療を西洋医学の治療と併用していくことで、改善していくことも多いです。
今日お伺いした皆さん、とっても熱心で、大事な家族のために、しっかり見て、触って、勉強されてました
最後は、体が温まって、とろーんとなってました
これから、たくさん温灸してポカポカ体を目指してくださいね
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