
ママ獣医師の鈴木綾香です

前回の椎間板ヘルニアのトイプードルちゃんの反響がとても多かったので、その後を書いていきたいと思います

今、毎週、こんな風に鍼治療を行っているのですが…

やはり、手術をしたと思われるところは、とても敏感になっています

また、中医学的に見ると、腰や後ろ足が立つために必要な腎の機能もかなり落ちていて、腎兪というツボもグジュグジュいってました

この子は腎の気の巡りが悪くて、手足がとっても冷たくなってました

なので、週1回の鍼と毎日、腎を強くする漢方を飲んでもらっています。
すると…

前は、つめーたくてハリもなかった肉球が、ポカポカして血流もよくなりピンクに

いくらリハビリしようとしても、足先まで血流が来てるかどうか、神経が来てるかどうかはとっても大事

そして前も載せたようにリハビリは、起立訓練を中心に。
まず
「腰を自分で持ち上げて自分の足で踏ん張る」
ということができるようになることが、まず第1歩。
どうしても、飼い主さんは「まだ歩けない」て焦ってしまいがちですが、歩くために必要な踏ん張る力、筋力がまず大事

この子は、飼い主さんもとっても頑張って下さって、この子はお外に出ると踏ん張ることが多いとのことなので、時間があるときは近くの山や海岸まで行かれて、お散歩がてらリハビリしてくださいます

その効果あって、最近はご飯のときは、自分で腰をあげて起立できたり、お外だとさらに踏ん張る時間も長くなっているということです

そして、その写真と動画がこちら



立ってますよ!自力で


頑張って踏ん張って…
歩こうともしてます

元々、右足が弱かったのですが、左足は踏ん張る力もかなり強くなってきました

次の目標は、この左足だけではなく、右足ももっと力を入れれるようになること

ほんと、リハビリてじみーな作業と反応もほんのちょっとずつしか出ないので、動物病院でやりたがらないのは頷けるんだけど、でもこの積み重ねが「また立てるようになる」てことに繋がるからねぇ

この子の経過、またみなさんにご報告していきたいと思います

絶対また歩けるようにしてみせますよ


みなさん、応援を~

