精神的ストレスから起こる皮膚病に… | ママときどき獣医師〜ペットに負担のない治療を目指して〜

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ママ獣医師・鈴木綾香です。東洋医学、整体、理学療法、レメディ等、色々な角度から治療を行う往診専門の動物病院・オムニア自然療法ペットクリニックを福岡で開業しています。2020年4月に,福岡の福間海岸前に『ペットも人も元気になれる施設』P&Hをオープンしました!

こんばんは照れ


ママ獣医師の鈴木綾香ですパー


今日は、柴犬さんなど日本犬にもとっても多い「精神的ストレスから来る皮膚病」についてのお話ですきらきら!!


まず、この写真をみてください↓↓





豆柴さんなのですが、この肩から腰にかけての毛のパサパサ感が分かりますか?!


この子は、まだ3歳と若いんですが、この毛づやのせいで、年を取って見えちゃいます汗


1歳前くらいから、体を痒がっていたそうで、常にあちこち身体中を噛んでいたそうです。


近くの病院では、特に皮膚検査もされず、アトピーと言われ、ステロイドのお薬を出されていたそうなのですが、全く痒みは変わらず、むしろお腹や後ろ足の皮膚がステロイドの副作用で真っ黒に変色してしまっていましたううっ...


実はこの子、学生の飼っているワンコで、「なんとかしてください~ううっ...」ということで、学校の病院に来てもらってました。


しっかり皮膚検査をしたところ、寄生虫や細菌が出たので、その治療をし、だいぶ落ち着いてきていたのですが、この数ヵ月で一気に毛がパサパサになったということでした。



何度検査をしても、何も出ず、むしろすごく掻いたり舐めたりするという割には、診察中や病院にいる間はほとんどそんな様子はなく…。


(アトピーやアレルギーなら尋常じゃないくらい掻くし、皮膚状態ももっと赤くて悪いです)


そのあと肩周りをマッサージしようと軽く触った途端…泣


普段はとっても人懐こい子なんですが、「キャン!!」と鳴いて、肩を触らせないえ゛!


少し触ってみると、

とんでもなく固いんですガクリ


固いというより、一塊の骨みたいながっしり感。


前回、犬も肩凝りがありますよ~とお話ししたのですが、こんだけガチガチの子の場合は、性格的に


とっても怖がり、神経質


な子が多いです。


人でも、すごく緊張したり、ビクビクしてると、肩にどうしても力が入りますよね?


この子も、

ちょっとの音でも物凄く怖がってパニックに

なったり、

飼い主さんがいないと右往左往して落ち着かなく鳴いた
(分離不安)


という性格でした。


ということから、この

精神的ストレスからイライラして毛を噛んだり舐めたりしてい

と診断をし、治療を大幅に変えることにしました。


…ということで、この子にはこれから、普通の病院ではまずやらないような治療をやっていきました照れ


さぁ、この子が1か月後、どんな風になったのか、次回のブログを楽しみにしていてくださいかお


今日で冬休みに入ったので、できるだけアップできるように頑張ります!(*'∀`*)v




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