ママ獣医師の鈴木綾香です
先日、知り合いのわんこの往診に行ってきました。
その子は16歳のヨーキーちゃん。
シニアの子に多い慢性腎不全で、目も見えなくて、痴呆も入ってて、くるくる同じ方向に回ったり歩き方もおぼつかないなど色々ある子。この日は食事も食べなかったようで…
西洋医学的には点滴をしたり、お薬をもらったりしてるみたいだけど、腎臓て一度悪くなると元に戻らない臓器なので、今残っている腎臓の機能をなんとか残してあげたいところ。
肉球も冷たくなって、身体もカチカチに硬くなって、ギューッと縮んだようになってたので…
いつもの鍼と温灸のあと色々やって…
だいぶ身体の硬直がなくなり、皮膚のゆとりも出てきました
翌日は、久しぶりに尻尾を振って玄関まで迎えに来てくれたとか
食欲も少しずつ出てきたようで、よかったです
腎不全だけを治すのではなく、全身の状態をよくしようとするのが、中医学の考えです。
西洋医学で点滴をしたりして、脱水を改善してあげたりするのも大事なので、一緒に併用するといいですね
できれば今後、漢方も一緒に併用してもらって、もっともっと長生きしてもらいたいなぁと思います
