ことのは 94 行動してみて、初めて情熱が芽生える | マネジメントの「ことのは」  ==福岡明善の「学びのヒント」==

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現在マネジャーとして活躍するみなさん、これからマネジメントの道を志したいみなさんへの応援メッセージとして、みなさんの気づきを促進できるような「生の言葉」(私は「ことのは」と呼んでいます)をご紹介していきます。

こんにちは。

 

“マネジメント人財の目利き&「大人の学び」の案内人”福岡 明善です。

 

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ことのは 94

 

情熱があって動くのではなく、まず体を動かして、行動してみて、初めて情熱が芽生える

 

(高橋祥子、『思考のコンパス』(山口周、PHPビジネス新書、2021年)より)

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 高橋さんは、生命科学者で、ジーンクエストという会社を創業されて社長を務めて

おられるそうです。

 

 今日ご紹介したことばは、山口周さんとの対談のなかでお話しされています。

少し引用させていただきます。

 

     よくインタビューで「生命科学に情熱が芽生えたきっかけは何ですか」

     などと聞かれますが、

     ある日突然、情熱が湧いて始めたわけではありません。

 

     最初は自分に何が向いているかもわからないまま、

     ちょっとしたきっかけから研究を始めて、

     どんどんのめり込んで、これをもっと深掘りしたい、

     研究を続けながら社会実装もやってみたい、

     その両輪を回していく仕組みをつくりたいと思って起業して、

     事業化してきただけです。

 

     何かの本を読んで、いきなり情熱が芽生えたということはあり得ない。

     情熱が湧くとは、生物学的にはドーパミンが放出されている状態だ

     と思いますが、体を動かすことでドーパミンは放出されます。

     情熱があって動くのではなく、まず体を動かして、

     行動してみて、初めて情熱が芽生えるのだと思います。

 

 あれこれ迷うようであれば、立ち止まらずに行動を起こしてみる。

何かを始める前に悩むのではなく、一旦動き出してみてから悩めばいいのです。

動き出して「しまったな」と思ったならば、そこで軌道修正していけば済みます。

実行する中で、情熱が芽生え、自分の志も固まっていき、行動の精度も高まっていく。

そのように考えて動き出してみてはどうでしょう?

 

そして、この考え方に則って、私自身も新たな道で動き出そうと思っています。

 

 では、また。Bonne journée!

 

追伸)

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