春分の日。お彼岸の中日でもあります。自然をたたえ、生物をいつくしむとともに、ご先祖様へ感謝を捧げる日にしたいと思います。

 

唐津くんちの十三番曳山水主町「鯱」の保存修復事業落成記念式典に出席して、祝辞を述べました(写真)。

34年ぶりに塗り替えられたもので鮮やかな赤が蘇りました。関係各位のご尽力に心から敬意を表します。

初代の鯱は、明治9年に制作されましたが、痛みが激しかったため昭和5年に作り替えられ、現在の姿となりました。その作り替える際に、宮島家がいろいろと関わらせていただいたとされていますが、母がそこから出ていることもあって、今回の塗り替えにあたって曳山の銘板の字を書かせていただきました。

今日のパンフレットにも、私が書いた「鯱」の字を使っていただきました。ちなみに、パンフレットの「水主町」の字は幕に用いられているものですが、宮島傳兵衞さんが書かれたものです。

私が書くのもおこがましい思いがしましたが、書かせていただいたこととても光栄に思います。

新型コロナウイルスによって、塗り替えの船出は、いろいろな変更を余儀なくされましたが、コロナに打ち克つシンボルとして、今年のくんちで再建当時の姿を再現したその晴れやかな山が、唐津の街を勇壮に巡ることを願いたいと思います。

 

午後は、唐津市内の挨拶回りをしました。