新型コロナウイルスに感染される方が急増していることに伴い、感染者の多い地域では原則、入院対象者を重症の方や特に重症化リスクの高い方に絞り込み、その他の方は自宅療養可能とする方針に変更しました。重症の方が入院できなくなることを避けるためですが、中等症や軽症の方にとって医療が受けられない不安は増大します。

そのため、自宅・宿泊療養者への往診について「診療報酬」を加算するなどするとともに、重症化を防ぐ「抗体カクテル療法」を在宅患者にも活用していくことにしています。

ただ、重症の方を受け入れる以外の医療機関も、ワクチン接種などに多くのマンパワーが割かれていて、きめ細やかな往診体制が組めるのかといった課題もありますから、地域の実情に応じた運用が必要です。

佐賀県においても、今日の新規陽性者は19名でしたが、デルタ株の疑いの方が8割近くを占めています。今日は、佐賀県の医師会長から佐賀県の医療やワクチン接種の状況についてお伺いしました。

日本医師会は、全国規模で緊急事態宣言を出すことを求めています。地方においても感染拡大が急激に広がらないための検討が必要だと思います。