総裁選挙から一夜明けました。

今日は、自民党の主要な役員人事が行われました。

 

明日は、臨時国会が招集され、首班指名ののち組閣が行われます。

 

明日の朝の閣議で安倍内閣は総辞職することになりますが、その直前の本日、新型コロナウィルス感染症対策予備費の使用に関して閣議決定され、参議院の予算委員会理事懇談会でその内容を聴取しました。

 

総額は1兆6386億円で、①検査体制の抜本的な拡充、②医療提供体制の確保、③治療薬・ワクチン、④その他の大きく4項目に分けられます。

 

①の検査体制の拡充については131億円で、抗原簡易キットの生産設備補助や、PCR検査機器等の整備補助、一定の高齢者の方に対する検査事業への費用助成、早期・大量の検査実現に向けた実証などが挙げられます。

 

②の医療提供体制の確保については1兆1946億円で、感染した患者さんの病床・宿泊療養施設確保支援、患者さんを受け入れる特定機能病院等の診療報酬・病床確保料の引き上げ、インフルエンザ流行期における発熱外来診療体制確保支援、

インフルエンザ流行期に感染症疑い患者を受け入れる救急医療機器等の支援、医療資格者の労災給付の上乗せを行う医療機関への補助、が盛り込まれています。

 

③の治療薬・ワクチンは948億円で、COVAXファシリティ(新型コロナワクチン共同購入の国際枠組み)参加に関する拠出金、ワクチン接種体制の構築などです。

 

④のその他は3361億円で、個人向け緊急小口資金の特例貸付や、住居確保給付金の支給の延長です。

 

予算委員会理事懇談会ではその内容を問うやりとりが行われました。

3回の予備費の支出でも、予備費の残は7.8兆円余りあります。

引き続き、適切な執行がなされるようチェックしていきたいと思います。