佐賀県では本日、未就学児から80代までの男女12人の新型コロナウイルス新規感染者が確認されました。じわじわ増えてきています。

 

今日は唐津市を回りました(写真は建て替えが進む唐津市役所)。

唐津市においても新規感染者が確認されたこと、福岡との往来が活発な地域であることから、気をつけて生活されているのが伝わってきます。

 

お盆の帰省をご家族に見合わせるよう伝えた方も多くいらっしゃいました。身内から感染が広がってはいけないとの思いからです。

新型コロナウィルスについては、生活様式によってリスクを低減させることはできますが、気をつけていても感染を完全に防ぐことはできません。

政府は、お盆の帰省について「一律に控えてということではなく、個々人の判断」としていますが、この場合、帰省した方から感染が確認された場合、その判断をした個人の方が批判を浴びることになります。

 

これまでも、感染された方が誹謗中傷にさらされたり、地域で白い目で見られたりといったケースが見られました。

感染防止策の徹底をというのも、何を指しているのか共有されているとは言えませんし、自治体ごとに「帰省して」、「帰省しないで」と対応が分かれるのも分かりづらいです。

 

個人が批判を浴びないよう、政治が方向づけを行う必要があります。

 

唐津において最も人が集まる唐津くんち(11月)に関して、唐津曳山取締会は今年の曳山巡行を取りやめる決定をされました。曳山巡行がすべて中止になるのは初めてのケースです。

地域の方にとって特別の行事ですから、曳山巡行の中止は断腸の思いでしょう。

来年は完全な形で開催できるよう、コロナ対策を進めたいと思います。