G-MIS(ジーミス)と呼ばれる新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(Gathering Medical Information System on COVID-19の略)と、HER-SYS(ハーシス)と呼ばれる新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(Health Center Real-time information-sharing System on COVID-19の略)があります。

 

G-MISは、全国の医療機関(20病床以上を有する病院約8,000カ所)から、病院の稼働状況、病床や医療スタッフの状況、医療機器(人工呼吸器等)や医療資材(マスクや防護服等)の確保状況等を入力していただき、稼働状況の把握やマスク等の物資の供給や患者搬送の調整などに活用されています。

 

HER-SYSは、医療機関や保健所が入力した感染者の氏名、居住地、症状、接触者などの情報を一元的に管理し、国や自治体とで共有する仕組みです。医師が手書きの感染者発生届をファクスで保健所に送り、保健所が手作業で入力していたため、集計に漏れがあったり、時間がかかっていたものの改善が期待されます。

 

ただ、現場はコロナ対応で忙殺されていることもあり、いずれのシステムも導入が行き渡っていない現状があります。

効果を得るためには、早期に行き渡るようにすることが大切で、原因を分析した上で適切な導入支援を進める必要があります。

 

接触確認アプリについても、より多くの方にご登録いただく努力を進めなければ、思った効果が得られません。

ご登録へのご協力をお願い申し上げます。