0a2ba597.jpg今日16:30から、衆議院本会議が行われ、金融機能強化法案が審議入りした。この法案は、国による株式等の引き受けの申込期限の延長や、要件等の修正を可能とするもの。一刻も早い成立が望まれるが、解散先送りとの憶測を受けて、民主党が態度を硬化。
本会議も、16:30からとなり、鳥栖市で行われた世話人会の参加が叶わなくなった。本当に申し訳ありません。
また、参議院で審議中の新テロ特措法の改正案も、採決が先送りになるなど、一気に対決モードとなった。
金融不安払拭など一刻を争うことを、民主党が解散を人質に徹底抗戦する姿勢がとても受け入れられるとは思わない。誠実な対応を望みたい。

今日は、午前中株価は7000円を割り大きく下げたが、午後は反発。政府が打ち出した空売り規制などが効いたとされる。当面は不安定に進むだろう。その時々の適切な対応が求められる。

飛行機での移動中など本を読むことが多いが、ここ数日間で城山三郎氏の「男子の本懐」を読んだ。金解禁などを巡る、浜口雄幸首相と井上準之助蔵相の物語であるが、折しも金融不安の昨今、その当時の動きを興味深く読むことができた。
両氏とも寸暇を惜しんで読書をし知識を積むという姿勢や、浜口首相の総理を引き受ける際の決意「自分は大命を受けた以上、決死の覚悟で事に当たるつもりでいる。思う存分にやりぬいて、総理としての責任を果たす覚悟だ。すでに決死だから、途中、何事か起こって中道で斃れるようなことがあっても、もとより男子として本懐である」というくだりは、政治家としておおいに感銘を受けるところがあった。信念を貫き、ともに銃弾に倒れた二人。そのような心構えを現在の政治家がどれだけ心に抱いているかを見るときに、その心意気を私たちも持たなければならない。

解散先送りが有力になってきた。しかし、まだ決定されていない以上、気を緩めずに取り組んでいかなければならない。

今日は、国会内での打ち合わせや面談など。
夜の飛行機で佐賀に戻る。