9b52a7e2.jpg9:20より、厚生労働委員会。医療制度改革関連法案の質疑を総理出席のもと行う。総理から、医療については国民の生命に直結する重要な分野であるので、安心して医療が受けられ、持続可能な制度を構築するために慎重に対応していきたいといった主旨の発言がある。
12:00に質疑が終了したあと、動議が提出され、採決が行われる。怒号が飛び交う中、賛成多数で可決された。
そのあと、内閣委員会に差し替えで出席。15:55羽田発の飛行機で福岡へ。18:30より、鳥栖コンベンション・シティー委員会の総会に出席する。民間から、今後の鳥栖のあり方について様々な御提言を頂くこの委員会。国で言う経済財政諮問会議のように、鳥栖を考える中心的を役割を今後も担って頂ければと思う。
その後、懇親会に出席し、夜は福岡に宿泊。

本日15:00から、民主党・小沢代表と小泉首相の1回目の党首討論が行われた。冒頭、本日の厚生労働委員会の採決についての話があった。その際、小沢代表から「私は、どうしてこんな、と言っちゃなんですけれども、法律でもって、あえて強行採決をするのか、よく理解できないわけでございます」、「議論を終えたら採決をすべしというのが私の持論でありまして、むしろ、日本社会の風土であります満場一致、まあまあの風潮ではなくて、特に議会ですから、きちんと賛否の採決をすべきであるというふうに私はずっと主張してまいりました。ですから、採決すること自体は一向に構わないし、採決すれば多数が勝つのは当たり前のことであります。ただ、野党がまだまだ質疑ある、議論したいことがあるということを言っている以上、私は、その時間を十分に与えてやっていいのではないかと思います」(以上、速記録からの抜粋)との発言があった。
これについて、私は違うのではないかと思う。まず、私たち厚生労働委員会は、医療は国民の生命に直結することもあって、慎重に、そして苦悩しながら審議をすすめてきた。それを「こんな法律」呼ばわりされることは、政権を担おうとする政党の党首の発言としては不謹慎ではないか。また、野党がまだまだ質疑の時間がいると言っているとの話も違和感を感じる。この法案について、厚生労働委員会では34時間にも及ぶ審議や、地方公聴会、総理出席の審議などの審議を重ねてきた。しかしながら、これだけの重要法案で、網羅する範囲も広いので、審議が足りないと言われるかもしれない。しかし、重要なのは中身だ。この法案では、野党に配慮して多くの質問時間を野党に与えてきた。その中で、確かに重要であるが、医師の偏在や、医師不足などの問題について同じことばかりを繰り返して質問し、いたずらに時間を浪費してきたのは野党のほうだ。それをもって審議が足りないというのは筋違いだと思う。議論は尽くさなければいけないが、なるべく重複を避けて、幅広い議論をしなければいけないのではないだろうか。