3a9473af.jpg朝の厚生労働部会で、社会保障予算の毎年2200億円抑制に対して反対の意思表示がなされた。財政健全化も重要な課題だが、国民が健康に充実した毎日を送ることができる環境作りは、豊かな国としては必須条件だ。
社会保障費の過度の抑制によって、医療・介護などの現場は限界にきている。財源の議論とセットに、今後どのような社会保障環境を提供するのかのビジョンを示すことができれば、国民の理解も得られると思う。
ただやみくもに、毎年2200億円削減せよという議論に対して、私も反対していきたい。

午前中は、面談、打ち合わせなど。

12:00より、差し替えで議院運営委員会に出席。12:45より代議士会、13:00より本会議。上がり法案の採決が行われた。

午後は、来客対応など。佐賀から上京されている方々から要望事項などを承る。

16:30からは、私が所属する平成研究会の若手による長寿医療制度の勉強会。現行の老人保険制度では限界があることを認めておきながら、元に戻す法案を提出している野党は無責任だが、与党も矛盾点が指摘されている部分については柔軟に改めていかなければならない。
私からも、以下の2点について指摘されていただいた。
①所得割の軽減措置については、世帯の収入で判定される。同じように生活していても、世帯を分離しているかどうかで保険料負担に大きな差が出てくる。これは、税法上の扶養控除とはリンクしておらず、テクニックだけで保険料が大きく違ってくるのはおかしい。知らない人が馬鹿を見る状況になっているし、家族の絆を断ち切るといわれても仕方がない。
②佐賀県は20市町村のうち、試算に応じて賦課される資産割を採用しているのは2町しかない。これまで、平等割、均等割、所得割の3方式で行ってきたところからすると、今回の長寿医療制度の保険料は、均等割が高くなって、所得割が低くなる傾向にある。3方式の地域では、低所得者が負担増になる傾向が強くなるので、賦課割合などを考え直す必要があるのではないか。
長寿医療制度は、難しい。難しいから説明は無理だとあきらめるのではなく、理解をしていただくべく、これまで以上にきめ細かい対応をしていかなければならない。
写真は、勉強会が行われた平成研究会の事務所が入っているTBRビル。

18:00から佐賀県市議会議長会の皆様と懇談。それから、平成研究会若手と武見敬三先生との意見交換会に出席。そのあと、知人との会食会。