cefde642.jpg冒頭、ここ数日忙殺されて更新が滞りましたこと、お詫びします。

8:00から社会保障制度介護委員会。療養病床の転換促進策について議論が行われる。
今日9:30より、決算行政監視委員会の参考人質疑があり、私が質問する機会をいただいた。「発掘!あるある大辞典2」の捏造問題や、「みのもんたの朝ズバッ!」における不二家問題に関する虚偽報道を受けて、「放送のあり方」がテーマとなった。参考人は、東洋大学教授でテレビでもおなじみの松原聡さん、日本民間放送連盟会長でテレビ朝日会長の広瀬道貞さん、桐蔭横浜大学法科大学院教授・コンプライアンス研究センター長の郷原信郎さんの3人。冒頭、参考人から意見陳述がそれぞれ15分行われたあと、トップバッターで私が質問に立った。詳細については最後に記すが、言論の自由の確保と報道の中立性・公平性の担保をどのように両立させるかについて、それぞれの方から参考になるご意見を伺った。放送法の改正が今国会では継続審議となりそうだが、今後の議論に生かせればと思う。
11:10~11:30まで「衆議院各県別懇談会・佐賀県」に出席する。党本部総裁室に佐賀県選出の自民党衆議院議員が呼ばれ、中川幹事長、谷津選対総局長、石原幹事長代理、茂木筆頭副幹事長と参議院選挙に向けた情勢分析が行われた。エリアごとに情勢分析を行ったあと、各衆議院選挙区においてテコ入れを行っていくことが確認された。
12:00からは厚生労働部会・社会保険庁党の改革ワーキンググループ。冒頭、私が事務局次長を務めるパーキンソン病WGから難病対策に関する申し入れを行い、受理された。そのあと、年金に対する問い合わせの状況などについて突っ込んだ意見交換が行われた。
12:45から代議士会、13:00から本会議。本日は定例日ではないが、野党から衆議院議長の不信任決議案が出されたので急遽開催された。議長は、議会運営において特に偏った姿勢が見られなかったにもかかわらず、野党が選挙目当てのために不信任を出してくる姿勢には疑問を呈したい。堂々と否決をすることで信任する。
終了後、佐賀出身の学生さんと面談。それから、差し替えで内閣委員会に出席。15:15からは厚生労働委員会。臓器移植法の改正案について趣旨説明があったあと、労働3法に関する質疑が行われる。
夜は、第49回かすみがせき佐賀会、それから議員同士の懇談会に出席。

 ※決算行政監視委員会の参考人質問はこちらからご覧いただけます。

決算行政監視委員会質問要旨

松原参考人宛
①座長を務めた通信・放送のあり方懇談会の答申で「ソフトパワー強化」が掲げられている。放送事業者が情報の発信の担い手として活躍できる環境の整備にはどういった対策が必要か。
②答申では「コンテンツの外部調達の推進」も謳われているが、今回の「あるある問題」では放送事業者は制作会社の責任として逃れようとする姿勢も見えた。外部調達の推進と、放送事業者の責任体制をどのように考えるか。
広瀬参考人宛
③放送法3条の4に規定される番組審議機関はこれまで十分機能してきたとはいえない。今回強化されたBPO(放送倫理検証委員会)が果たして機能するのかといった疑問にどのように答えていくのか。
④あるある問題の背景には構造的な問題がある。日本テレビ番組制作者連盟のアンケートでは、予算不足や視聴率競争の弊害、孫請け構造、優越的地位の濫用などが指摘されている。視聴率競争でいうと、いい番組を多くの方々に見てもらおうという指標として用いるのはいいが、視聴率×単価で広告料金が決まる仕組みの元では、収益を上げるために視聴率を稼ごうとする商業至上主義がまかり通らないとも限らない。現状についての認識は?
⑤番組のジャンルの垣根がなくなってきている。放送法では「報道は事実をまげないですること」とあるが、「あるある」は生活情報バラエティという認識が主である。その認識の差が、多少の脚色はしてもいいというモラルの低下につながるのでは?
郷原参考人宛
⑥朝ズバッの不二家報道では、TBSは一部虚偽を認めたが、肝心のチョコレート再利用の真偽については平行線のままとなっている。BPOの果たすべき役割とは。
⑦BPO自体を消費者はあまり知らない。何か報道に対して意見がある場合は、普通は放送局に連絡を入れる。電話を受けた担当が、番組審議機関にも報告せず、その場で処理をしてしまうこともあるという。テレビ局の内部チェック、番組審議機関を機能させることが大切なのではないか。