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午前中は、行政監視委員会に関する打ち合わせなど。

12:50より理事会、13:00より行政監視委員会が開催されました。

今日は、「国と地方、広域自治体と基礎自治体の役割分担」をテーマとして、参考人質疑を行いました。

作家で元経済企画庁長官、大阪府市統合本部会議特別顧問の堺屋太一氏、兵庫県知事の井戸敏三氏、慶應義塾大学総合政策学部教授の浅野史郎氏のお三方に参考人になっていただきました。

堺屋氏は、「物財の豊かなことが幸せという価値観から、満足が大きいことが人間の幸せと考えられるようになった。規格大量生産から、地域の特色を生かしたニア・イズ・ベターの政策への転換が必要である。大阪都構想を実現し、二重行政を解消し、意思決定を迅速化する。道州制を導入し、国の権限は縮小し、地域に権限と財源を移譲することが大切」と述べられました。

井戸氏は「地方の自己決定・自己責任が貫ける仕組みが大切。今は、境界があいまいで、国・県・基礎自治体とも相互に責任を転嫁している。関西では広域連合を作った。府県よりも広域で扱うことがふさわしいテーマを絞り、7分野で業務首都を設定。国の出先機関の廃止を求めていく。ただし、道州制には反対する。逆に中央集権化が進む恐れがあり、基礎自治体の在り方などについてもっと検討を進めていくべき」との考えを示されました。

浅野氏は、「基礎自治体は、一体感を持って定住する空間。大震災を受けて、自治体の在り方について再検討が必要だ。そして、震災復興や原発再稼働などを考えるうえで、住民に近い位置の地方議会議員の役割が大切になってくる。道州制については、そこに住む人々の熱意が不足している。町村合併をさらに進めて、なぜ道州制が必要かをもっとわかりやすく示さなければ」という趣旨の発言をされました。

その後、各会派を代表しての質疑、それから自由討議が行われました。

それぞれ経験を積まれた方ばかりですから、大変興味深い議論が展開されました。
大阪都構想などが政治テーマとしてクローズアップされている中、今日の参考人の示唆を今後の議論にも役立てていかなければと思いました。

16:30より、保利代議士との打ち合わせ。

18:00から石井準一参議院議員のパーティーに出席しました。