平成23年度予算が29日、成立しました。
午前中は、参議院での締めくくり総括質疑。菅総理も、久々に出席されました。
3月12日早朝に菅総理は官邸を空けて、上空から原発を視察したことで初動対応が遅れたことが指摘されていますが、「陣頭指揮」と強弁されました。
また、ばらまき4Kといわれるものや、優遇税制などの見直しについても、答弁をはぐらせるだけでした。

予算は、参議院では民主党以外のすべての党が反対をし、否決をされましたが、憲法上の規定で、衆議院の優越によって予算案は成立しました。

震災復興に全力を挙げるときに、なぜ反対するのかとの声もあります。しかし、民主以外の党すべてが、高速道路の無料化や子ども手当などのマニフェスト施策については、このような事態になった以上震災復興予算に充てるべきだと主張したことを受け入れませんでした。

経済復興への道筋も明らかになっていない、地方への配慮も足りないといった問題もあり、明らかな欠陥予算です。

ただ、予算については衆院の議決が優先されるため、参院で否決しても大きな混乱は生じません。
民主党には、野党の声にも耳を傾けてもらって、復興にまい進していただきたいと思います。

午前中は、予算委員会。12:30すぎに、委員会採決がありました。

13:00から、本会議。その後、2回の本会議を経て、夕刻、議長から予算成立が述べられました。