734ceeb1.jpg朝は、打ち合わせなど。10:40からは厚生労働委員会。閉会中審査について諮られた。先般、衆議院を通過した薬害肝炎救済法案が、本日参議院も通過し成立した。被害者の方々は待ちわびしかったろうと思う。解決を見たことに安堵する。

12:45から代議士会、13:00から本会議。今国会の最大の焦点であった新テロ対策特別措置法が憲法59条の規定を適用し、3分の2以上で再議決され成立した。これによって、2月には給油再開の見込みが立ち、再び国際貢献の責任ある役割を担えることとなった。憲法で規定された3分の2の再可決について、いろいろなご意見がある。私はその条項を濫用することについては否定的である。しかし、衆・参のねじれの中で使わなければならないことも当然出てくる。大切なことは、衆・参ともにしっかりと議論を尽くしたかどうかだ。今回のテロ新法は、丁寧に議論を尽くした上での措置で、決してごり押ししたわけではない。

民主党は、審議も大詰めを迎えた年末になって急に対案を出してきたり、参議院では継続審議とするか否決するかで迷走したり。その上で審議が尽くされていないとするのは、自らを顧みてから述べてほしいと思う。そして、重要法案の採決にもかかわらず、小沢代表は本会議場から姿を消した。責任ある政党としてはあるまじき対応だと思う。

当面は、ねじれた状況が続く。自民党も反省すべき点があるが、党利党略ではなく国民のために小異を捨てることが大切だ。今後、予算審議などに舞台は移される。足の引っ張り合いは、将来への価値を生み出さない。