fa5e155c.jpg8:30から社会保障制度調査会・障害者福祉委員会に出席。与党の障害者自立支援に関するプロジェクトチームの検討状況について報告がなされたあと、厚労省から現状報告があり、それから質疑応答。私からは、本年9月に佐賀市で知的障害を持つ25歳の男性が警察官に取り押さえられて急死した問題を取り上げ、自立支援法の「地域で生き甲斐を持って暮らす」が評価されている一方、このような状況では安心して地域で暮らせないといった声が多くあがっていることを述べた。取り乱しかたなどから、警察官の五人のうち一人でも知的障害の特性に関する知識を有していたならば、このような不幸な事件はなかったのではないか。平成14年12月24日閣議決定された障害者基本計画では「障害者が地域において安全に安心して生活できるよう、公務員を始めとする各種公共サービス従事者への障害者に関する理解の促進とその徹底を図る」という文言がある。しかし、少なくともこの内容が今回の事件において徹底されていたかというと大いに疑問が残る。もう一度周知徹底を図っていただかなければ、地域での自立はない。
9:00から12:00まで青少年問題に関する特別委員会。子どもとインターネットをめぐる諸問題について参考人質疑が行われた。たとえば、「プロフ」と呼ばれる自分の紹介を行うものが流行っているとされるが、他人が本人になりすまし「援助交際募集」などと書き込む嫌がらせなどが横行していることなど、青少年のインターネットを取り巻く環境について、多くの問題提起がなされた。各専門家からは、それぞれの立場から示唆に富む話を頂いた。
お昼に水田農業・基本政策確立全国代表者集会に顔を出させていただき、そのあと金融庁で渡辺喜美大臣を囲んでの昼食会に出席。民主党の代表辞任表明など政局について多くのお話を承った。
12:45から代議士会。13:00からは本会議。藤井裕久代議士、柳沢伯夫代議士、川﨑二郎代議士が25年の永年勤続表彰を受けられたあと、上がり法案の採決が行われた。
14:00ごろ、議員会館の自室に「水田農業・基本政策確立全国代表者集会」のために佐賀から上京されてきた方々と意見交換。麦に関する九州独自の提案を頂いたほか、現場の様々な声を頂いた。
15:00頃、要望活動。そのあと、自室で面談、打ち合わせなど。夜は、自民党青年局役員懇親会に出席し、そのあと議員同士の懇談会。

民主党の代表辞任騒動は、小沢代表が慰留を受け入れ続投の意志を示されたという。他党のことであるから、私がいろいろと申し上げる立場にはないが、なぜ慰留をするのかが見えてこない。「小沢さんしかまとめられる人がいない」というのでは政権を狙う政党としていかにも心許ないし、「小沢さんがいなくなると、党内が分裂含みになる」というのもそれほどもろい体質なのかと心配になる。いずれにしても、民主党の様々な矛盾点を小沢さんによって蓋をしてきたのが、いなくなると本性見たりと思われるのが嫌なようにしか思えない。これは、政党の論理であって、国民視点の議論ではない。続投されるにしても、辞められるにしても、私たちに見える形で、そして納得できる形で説明をしていただくことを願う。