今日、菅首相と小沢前幹事長が会談し、決裂。その結果、明日告示される民主党代表選は菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちの構図となることが固まりました。

鳩山前首相や輿石参院会長が無投票決着を探りましたが、人事を含めた挙党態勢のあり方で折り合わず、決裂したと報道されています。

私は、選挙になったことは歓迎すべきだと思います。
人事で要職につけることで妥協し、民主党内の政策論争が封印されるよりも、選挙となって国民の前で政策論争がなされることはとても大切なことです。

ただ、いくつか指摘をしておかなければなりません。
それは、政策論争の場であって、内輪もめの場ではないということです。これまでの報道では、人事面での処遇や、トロイカ体制の維持など、体制面での対立ばかりが報道されています。

こんな路線対立で選挙を行われたのでは、国民不在の議論となってしまいます。
明日以降、両候補には、自分はどのような国家観をもち、それを具体的にどのような政策で遂行していくのかを説明していただかなければなりません。

正直、6月に菅総理が就任し、所信表明などでは菅さんが何をやりたいのかがあまり見えてきていません。
国会論戦を深いものとするためにも、総理となるものは、具体的な政策やその根底に流れる思想を語るべきです。
そういういい機会にしていただきたいと思います。

そして、小沢さんには「政治とカネ」をふくめて、これまでしっかり答えてこなかった問題にも説明をしていただきたいと思います。
トップを目指す人には、それに見合った説明責任が求められます。

「自民党にとって、どちらがいいですか?」という質問も受けますが、どちらがなっても、私たちは自分たちの信じることを訴えていくのみです。
政界再編などを期待する声もありますが、代表選の亀裂に乗じた政界再編というのはいびつなものとなると思います。
ここは、どっしり構えることだと思います。

今日は、朝から多久市内を廻りました。
交代で、市議の先生方に引き回しをしていただきました。引き回しをしていただくことによって、相手との距離も一気に近まります。
多くの方と、改めて言葉を交わすことができました。

17:50から18:30まで、NBCラジオ「情報ファイルさが」にコメンテーターとして出演しました。生放送は、話す長さなどを調整しなければならないので難しいですが、それでも最初の時より慣れてきました。

民主党代表選などについては、上記のようなことを述べさせていただきました。

夜は、多久市に戻って若手の方々との意見交換会。多くのご意見をいただきました。