100124 自民党大会
今日は、10:00からグランドプリンスホテル赤坂で第77回自民党大会が開催されました。

来賓挨拶のあと、東北楽天イーグルス前監督の野村克也さんがゲストスピーチを行われました。
最初に、「みなさん、負けたんですよね」ということから話が始まりました。「負けに不思議の負けなし」、自民党は負けるべくして負けたのだということです。
勝ったときには、なかなか反省をしません。自民党は、これまで巨人(ジャイアンツ)だったのだと。プロ野球の球団が「巨人を倒せ」と躍起になるように、これまで他の政党が自民党を倒せと努力しているときに、自民党がその位置に安住していたのが今の状況を招いたと分析されました。
そして、野村再生工場として数々の選球を復活させたエピソードにふれて、再生のきっかけはちょっとしたこと。そのことに気づくかどうかだとも述べられました。
示唆に富んだ話だと思います。

そのあとの谷垣総裁の演説では、自民党が総選挙で負けた総括を一言で、「一部の人間が権力を分配し、権力闘争に明け暮れる自民党」だったことを挙げ、その体質から「決別する」ことを述べられました。
報道陣や、多くの党員が見守る中で、そこまではっきりと言うことは画期的なことだと思います。ここで大きな拍手が起きました。新生自民党の第一歩が踏み出せそうな感触を得たのは私だけではないと思います。
そして、「みんなやろうぜ」とは党員を指しているのではない。国民全員でやろうという意味で、国民各界各層とつながる絆を構築していく必要性を述べられました。
自民党は、自立と共生、成長と福祉を基軸とする「おおらかな保守主義」を標榜するとし、全員が智恵を絞り、汗を流そうと呼びかけられました。

谷垣総裁のここまで力強い演説は初めて見ました。聴衆の中には、涙を流し、ハンカチを目に当てる姿も目立ちました。この気迫を、今後も持続していけば活路は開けると思います。

そのあと、都内で複数の方と面談・意見交換など。