大学病院を退院した、個人的な記念日である。
憂鬱な重圧に押しつぶされそうになりながら、踠いて生きた4ヶ月間は、思ったより、長く感じた。
亡くなれば良かったのにと、その頃を振り返ると、生きてる心地なんて、してなかったと思う。
見舞いに来て頂いて居た人の前で、この世を生きたく無い、と言って、泣かせた事もあったし、目の前で流れる川に、溺れて亡くなりたい、とか平気で言ってた、14歳で。
…で、カレンダーを見たら、今日、って木曜日。
2020年7月30日、木曜日。
来年は、2021年7月30日、金曜日、らしい。
2004年から、遡ると、2週間、曜日がズレてる、って事に。
今日は、どんな1日だったか？
いつも通りな、1日だった。
今日は、僕の退院記念日なんですよ、と伝える事も無かったし、誰も、その事について、僕に問いかける事も無かった。
皆、今を生きている。
それで、いいか、良い事なのだろう、と。
過去にしがみ付いても、良い事無い、って常々、過去にしがみ付いて、生きて来た人生から、離れて思う事だけど、皆、それ程、一個人の事なんて、気にしてないんだな、と。
今を、生きましょうや。