春のオトワ2021 | だらだらするのがすごく好き

だらだらするのがすごく好き

東京から那須塩原市に移住した高年主婦のだらだらした日々
最近政治に目覚めた

【アミューズ① 梅のゼリー】

桜の花を添えて。華やかな春の演出です。

 

【アミューズ② スナック】

ヤシオマスと酒かすを和えて焼き菓子風に仕上げたもの。栃木の名物料理「しもつかれ」からインスパイアされたお品だそうです。これがウワサのしもつかれ!結構いけるじゃ~~ん。なあんて、こんなんで食べた気になっちゃ~甘いよね…。

 

【石橋牛蒡のフラン】

香ばしい牛蒡のプリン?にとろりとした濃厚なコンソメスープがかかっていて、上に乗っかってるのはふんわりと口でほどける白子のソテーと芳醇な香りの黒トリュフです。

 

ペアリングで供されたのは、イタリアの白ワイン。

オトワでイタリアワインとは珍しい。スパイシーでハーブの香りが強く、後味にほんのり苦みが残って、春の山菜を思わせる爽やかな味わいでした。

 

【栃木旬野菜】

春菊などの香りの強い生野菜の下に、ポテトやブロッコリーなど温野菜が隠れていました。チーズとバターで香りづけした、こってりしたドレッシングをかけていただきます。

 

【ヴォルオヴァン】

牛のほほ肉を、甘味の強いポルトガルのワインで仕上げたシチューとフォアグラをパイで包んだお品です。メインで出されても納得するくらい、濃厚かつがっつり系の手の込んだお料理です。

 

ワインはジュヴレ・シャンベルタン2018。

爽やかだけどしっかり重さも感じられてバランスの良い赤ワインです。程よい酸味が甘酸っぱいほほ肉と良く合いました。

 

次のお魚料理のペアリングは日本酒もご提案くださいましたが、私は過去の苦い経験から「日本酒」と聞くとどうしても身構えてしまうw。なので今回は白ワインでお願いしました。

オーストリアのプラーガというワインです。これからフランス以外のワインにも注目していきたいそうです。甘さも感じられるしっかりとした味わいですが、スパイシーで爽やかなワインでした。

 

【鰆のポアレ 春菊のナージュ】

魚へんに春で「鰆」。優しくふんわりふっくらとした味わいでした。うちで作るパサパサした塩焼きとはえらい違いです。春菊のさっぱりとしたソースと、これも優しい甘さのくわいとネギを添えて、和風の仕上がり。なるほど、大吟醸の方が合うかも~~。

 

【栃の木黒牛のロティ ソースリヨネーズ】

お肉がほんとに柔らかい!そして旨味が凝縮されてます。左下の緑色は菜の花のピューレ。

 

赤ワインはフルール・ド・クリネ。

フルーティで柔らかい中にも、私にはしっかりとした重さが感じられるワインでした。

 

【シュープリーズフレーズ】

イチゴのアレンジセット。桜のパウダーを添えていただきます。

 

【ミニャルディーズ】

左端のフィナンシェは味噌味で香ばしい。私は右端のチョコレートが気に入りました。中にゴマ油が入ってます。

 

この日玄関ホールには、お名前入りの胡蝶蘭やお花が飾ってありました。何かのお祝いかな?と尋ねたら、『ゴ・エ・ミヨ2021』にて、音羽和紀シェフが『トランスミッション賞』を受賞されたとのことです。

 

『ゴ・エ・ミヨ』というのを私は初めて知りましたが、『ミシュランガイド』と並ぶ権威あるレストランガイドなんだそうです。そこで培ってきた経験を、世代を超えて伝える(トランスミッション)ことに多大な貢献が認められての受賞です。これまで、オテル・ドゥ・ミクニ 三國清三氏、レストラン タテル ヨシノ 銀座 吉野健氏、菊乃井 村田吉弘氏というそうそうたる方々が受賞されています。

 

ちなみに選定にあたってはやっぱり、覆面調査員がいらっしゃるそうですよ。そんな裏話も楽しかったです。