仙台四郎と世相

プロ野球チームの「楽天」が珍しく調子イイ。パリーグ順位３位、交流戦のセパ総合順位も３位。
東北楽天ゴールデンイーグルス の本拠地は宮城県仙台市。

関西に住む私にとっては、県名よりも地名の『仙台』の方がイメージが湧く。
逆に関東の人は、兵庫県よりも『神戸』の方がピンと来るように。

他にも例をあげると、佐世保・倉敷・高松・名古屋・横浜・金沢・水戸・・・県名は分かりますか？

私の場合、仙台といえば「仙台四郎」。仙台四朗といえば実在した『福の神』。

知恵遅れで『シロウバカ』と呼ばれていても、いつもニコニコしながら自由に町を歩き回る。
ひょっこり入った店は繁盛するし、子供好きで彼に抱かれた赤ん坊は丈夫に育つという。

フリチンで歩いても気にしない知恵遅れの「仙台四郎」を、日常生活の中で町の皆が違和感無く迎え入れた。
明治の初めころの話である。

仙台四郎がマスコミで取り上げられて、ブームになった事が過去に何度か有る。
景気の悪い頃に名前が出て、景気が良くなると忘れられてしまう繰り返しだが。

仙台の楽天が調子イイのは、彼が動き始めたのかなーと思う。世の中の景気が悪くなりそうなのでオイラの出番とばかりに。経済も政治も国内外で不穏な動きがある。それも人と自然環境の両方で。

仙台四郎　「仙台を歩けば人情にあたる！」　Youtube投稿動画より　９分７秒