祖母の家の思い出ねぇ。
父方は年に1回くらいしか行かんかったな。目的は、お年玉。
親父らが酒飲んでやいのやいのやってる裏で、女子供は台所仕事。
典型的な田舎らしい正月のスタイルでしたわ。
そんな中、ちょっと小ずるい私ら姉妹は、本家の嫁である小母を手伝ってました。
ええ、お年玉と別にお小遣いが貰えるから!!
小中学生にウン千円は、大金でしたからね。
まあ「助かったわ~ありがとう」も嬉しかったんですが。
母方は祖母が亡くなるまでしょっちゅう行ってました。
夏休みは特に。お目当ては、スイカジュース。
祖母が育てたスイカを、ジューサーでウイーンと潰したものです。
スイカの赤いとこを適当に切ってジューサーに。
種取らずにぶっこむんで、毎回種が台所に飛散するのがご愛嬌。
それを片付けて、ほんのり甘くて青臭いジュースを飲む。
夏の定番でしたね。
祖母が亡くなってからは、もうやらなくなりましたが。
以前スーパーでスイカジュースを見ました。でも買いませんでした。
何やかや言うて、あの種を片付けてのワチャワチャあってのスイカジュースやったんやな。