『吉村芳生 超絶技巧を超えて』
   東京ステーションギャラリー 




え?写真?

・・・と思うような物凄くリアル、超絶技巧で描かれたを見る事がある。

そういう絵は、たいてい風景か人物。

しかし、意外なモノを超絶技巧で描く画家がいた!!

吉村芳生(よしむら  よしお)
                                     (1950-2013)


まずは・・・

金網が、17メートル描かれている。

どこかが破れている、小さな虫がいる。

・・・という仕掛けは、ない!

(笑)

ただ、ひたすら金網!

17メートルなのは、たまたま展示したギャラリーの広さに合わせた。



さらに・・・

まるで写真のような超絶技巧の自画像を、1年間毎日描いた。

紙やキャンバスではなく、新聞の上に、1年間毎日、自画像を描いた。

新聞は社会の肖像画だと考え、新聞をそのまま描いた!(*^^*)

新聞の1文字1文字を描き写し、その上に自画像も描いた。

それがコチラ↓



文字も写真も広告も、天気予報まで、全部 描いている。

(*^^*)(笑)

正直・・・そんな技術があるなら、もっと他のモノを描けばいいのに・・・と思ってしまう凡人ヒデ。

まさに、唯一無二の変人!

(笑)

ただ、超絶技巧だけじゃない。作品から凄まじさを感じる。

今回、57歳でブレイクした吉村芳生さんの東京初の個展に、600点の作品が集結!




吉村さんのたくさんの自画像を見た。

こんなに、オジサンの顔を見る事もなかなかない。(笑)


1月20日(日)まで。





ちゃんと才能を生かした超絶技巧もある!(笑)

(/▽\)♪


ちなみに、吉村芳生さんは、フランスに1年間滞在して、フランスの新聞に自画像しか描かなかった。

わざわざフランスに行っても、自画像。フランスでしか描けない自画像があるらしい・・・。








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【福本ヒデのザ・アート】6回目♪

2019年3月17日(日)
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