「あぶと100万と昭和」その2 | 福盛貴弘の脳炎日記

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日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

昭和48年、あぶさんこと景浦安武の年俸は100万円。

契約金の50万円は、あっちこっちの飲み屋のツケを支払って終わりと仮定。

 

家賃はその1で月5千円と推定。

光熱費を除いて、あとは全部飲んでたと仮定する。

 

昭和48年の一升瓶の単価が660円。

大虎で飲んだら、当然もう少し高くなるはず。

 

仮に1本1000円と仮定しよう。あぶさんは、基本的に毎日1升瓶を空ける。

ただし、1群で遠征に行く日は、必ずしもそうでないかも。

 

当時は年間130試合。ホーム(大阪球場)が65試合なので、残りは65試合。

ただし、阪急ブレーブスと近鉄バファローズ[注1]なら、たまに大虎で飲める。

 

それぞれビジター[注2]は13試合ずつなので、計26試合。

近鉄は名古屋で数試合あるので、1試合だけ引いておく。

 

ということは、シーズン中でも90日は大虎で飲んでる可能性が高い。

酒仙打者なので、毎日飲むことは問題ない。

 

あとは年365日なので、39試合の遠征を除けば、327日。

付き合いで30日程度は別の店でと考えて、ひとまず300日。

 

ということで、1000円×300日=300000円。

お通しなどを頼んでいない概算で、年俸の3割を大虎に落としている。

 

そして、遠征地で飲んでいたら、+α。先輩からのおごりもあるから、未知数。

朝や昼の食事代を加えると、エンゲル係数は異常に高い。

 

社会人野球の頃は、月5万、年収60万と推定した。

これで30万円以上飲んでたら、ツケがたまってしょうがないのもよく分かる。

 

 

→ 「あぶと100万と昭和」その1

 

 

 

[注1] 阪急ブレーブス(兵庫:阪急西宮球場、<準>京都:西京極球場)、近鉄バファローズ(大阪:日本生命球場、<準>愛知:ナゴヤ球場、京都:西京極球場)

[注2] 太平洋クラブライオンズ(福岡:平和台野球場)、日拓ホームフライヤーズ(東京:後楽園球場)、ロッテオリオンズ(宮城:宮城球場)

 

 

 

<参考資料>

ビールが125円!? 物価の違い以上に驚く、昔の居酒屋・飲み屋の価格

酒の値段(3)

プロ野球パリーグ球団変遷

【NPB】各年度試合方式

各球団のWikipedia