「さんとふらわあとセブン」 | 福盛貴弘の脳炎日記

福盛貴弘の脳炎日記

日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

「さんふらわあ」って何ですか? 太陽の絵との関係は? 個性的な名前が「フェリーの代名詞」になったワケ

 

さんふらわあに乗ったのは子供のころに一度だけ。

さんふらわあ7に乗ったことがある。

 

それも通常航路ではなく、イベントクルーズ。

1982年、いわゆる惑星直列が起こった時である。

 

MMRのようなオカルト話ではないので、地球の危機を救いに行ったのではない。

当時は星が好きだったから、乗ったのである。

 

大阪は明るいため、夜空の星は一等星クラスしか見えない。

鮮明にみれるのは、電気科学館のプラネタリウムぐらいだった。

 

林間学校での高野山ではきれいな星空だった。

ただ、小学生が夜遅くまで星を見ることはできない。

 

太陽を基準として90度内に太陽系の惑星が全て集合しており、地球からは複数の惑星を同時に見ることができる機会はなかなかなく、これを逃してはと思った。

 

イベント内容は、瀬戸内海をクルーズする。

そして、夜は停止しデッキから天体観測をするというもの。

 

天体好きの大人たちが、望遠鏡や双眼鏡をセッティングしていた。

子どもの私は、大人たちに順番に見せてもらうことができた。

 

土星の輪を肉眼で見たのは、その時が初めて。

双眼鏡でもガス星雲が見れたのは感動ものだった。

 

火星ってほんまに赤いんやと。木星にも輪があるんやと。外惑星は天王星か海王星か冥王星かのどれかを見たが、小さかったことを覚えている。

 

そんなんやから、退院時の金環日食が楽しみで仕方なかった。

脳炎によって、子ども回帰したんやなあと。

 

 

→ 「脳と日食とあの日」

 

 

 

【追記】

このクルーズの記憶はやたら鮮明である。

小学6年生の記憶などほとんどないというのに。

 

船内にはレストランスペースやシアタースペースがあった。

そしてイベントものなので、ビンゴ大会もあった。

 

その時、何故か分からないが、一番でビンゴになった。

25枚のパネルから1つを選び、カウンター付きのなわとびをもらった。

 

嬉しくもあり嬉しくもなく、微妙な商品。

でも、外れるよりは当たった方が記憶に残る。

 

その船で仲良くなった人もビンゴになった。そして、迷わず7番と。

クルーズ旅行のチケットが当たった。そうか、さんふらわあ7やった。

 

子どもにそんな知恵は回らなかった。

ただ、そういう小賢しさがないのがいいということにしよう。

 

そして、このクルーズで一番覚えていること。

それは同室の家族の体臭が、卵の腐った臭いだったことである。

 

 

 

 

 

 

→ 「星とプラネタとリウム」その1

 

→ 「盆と大阪と私」京阪中之島線その2

 

→ 「空と月食と皆既」