私を助けてくれたのは子供たち
私は子供が不登校になる前から
ずっと重い荷物を背負っていたような
肩に何かがのしかかっているような
そんな毎日でした、、、
それは息子が毎日楽しく
学校に行っていたわけではなく
なんとか行かせていたからか
明るく張り切った声で
「行ってきま～す！！」
という日が
あまりにも少なかったのでした、、、
今思い出そうとしても
帰ってきたときの息子が
まとっている空気はいつも重く
くすんだ緑色のオーラが
一瞬で家の中を覆ってしまうような
そんな感覚でした。
いつか息子も
元気に学校に行ってくれる日が来る？
時間が解決してくれるのかなと
思っていた時期もありましたが
何をしても改善されることはなく、、、
こんなにも真剣に対応してるのに
どうして？という苛立ちから
息子を責めてしまうようなことを
たくさん言ってしまっていました。
その度に自己嫌悪、、、
本当はもっと
笑顔で子育てしたいのに
なんでいつもこうなっちゃうのかな、、、
子育てってそういうものなのかな、、、
でもいつまでこんな苦しい時間を
過ごさなければいけないんだろうと思っては
同じことを繰り返していました。
でもそんな状態から
私を救ってくれたのは
不登校になった子供たちでした。
目の前の我が子が何もできないほど
無気力になってしまった姿を目の当たりにし
当たり前に学校に行く生活から
離れざるを得なかった現実。
最初は自分を責めて責めて
どうしようもなく辛い時期がありましたが
あのままずっと頑張って学校に行かせていたら
今の親子関係は手に入らなかったと思います。
そして
自分自身が抱えていた問題にも
気づくこともできず
ずっと苦しい親子関係が
続いていたかと思うと
恐ろしいなと感じてしまうくらいです
そして
学校に無理矢理行かせないことが
遠回りのようで近道だということ。
今まで持ち続けていた
自分の中の常識を手放すことで
ありのままの子供を
受け容れていけることが
どんなに大切かということに気づいたら
これ以上何もいらないと感じています。
ゲームばかりしていても
本当の意味で
親子関係がよくなっていたら
子供はちゃんと
自分の人生を歩き出します。
それは
必ずしも学校に戻るという
ことだけではなく
自分なりの道を切り拓いていくことなんだと
子供たちに教えてもらいました。
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