GW中はいかがお過ごしだったでしょうか?

私は中日に1泊2日で、芝桜で有名な滝上町へ。

あとはおおむねダラダラし(だってとっても寒かったから🥲)、最終日に思い切って庭仕事に従事し、腰が○にました…。

  今日から仕事…信じられない。気持ちは退職したつもりになってたよ。。。🥲、と言いつつ2日経ちましたがもう戻りたいあの頃に。


  滝上町(たきのうえちょう)。

私の住む十勝中部から車で3時間半、140kmほどの距離にあります。

  観光の目玉は、この時期山の斜面を覆い尽くす芝桜公園。

  あいにく開花したばかりで、圧巻のピンクとまではなりませんでしたが、まあ雰囲気は味わいました。


 旅の面白さって、目的地と言うよりもその他あれこれですよね。 


  GW間近に旅の予定が立ち、数少ない宿泊施設は値段高騰。

  そんな中見つけた町旅館は、高齢の女将さんが1人で営んでいる、昭和なレトロ旅館(洗面所、トイレ共有)。

  ものすごく良心的なお値段で、朝食だけ頂いたけど、全て手作りでとても美味しく、庶民的で温かいもてなしも嬉しく、女将さんいつまでもお元気でって気持ちになりました。


  朝食のお味噌汁に入ってたお豆腐がとっても美味しかったので、帰り道に教えてもらった近所のお豆腐屋さんへ。

  お豆腐だけじゃなく、ちょっとしたスーパーになっていて地元食材やローカル食品が物珍しく楽しい。


 芝桜公園の近くにあるラーメン店が、今までに体験したことがないコクのあるスープで激うまだったのに加え、友人が2回も従業員の女性(多分同年代)に「おばさん」と呼びかけられた事件。

(最初に聞いた時は『え?何かの聞き間違いだよね?おばさんに似てる単語ってなんだっけ』と素で考えました)


 マニュアル接客に慣れている世代の方はあんまり免疫ないと思うんですけど、昭和時代って色々結構おおらかでした。

  見たまんま「お嬢さんお兄さん→おばさんおじさん→おじいちゃんおばあちゃん」呼び💧‬

 まあ、名前も知らない客を、見たまんま忖度なく、親しみを込めて呼びかけた結果?

  「お客様は神様」的なマニュアル接客スタイルって、高度経済成長期からバブル期に確立したって感じかなぁ。

  それまでは結構のびのびしてた気がします。


  みんなが加齢を今ほど恐れたり敵対視してなかった、、、というか。


 その何十年も前の感覚を保ちつつ、マニュアル接客の風も入ってきてないという静かな山間の町なのです。

(友人は静かに憤慨してましたよ、もちろんww)


  夕食は隣の港町紋別町。

ネットで調べた居酒屋は、路地の奥まった場所にあり、こじんまりした店は時の流れを感じる昭和臭に満ちており、ご高齢の大将が淡々と穏やかでこれまたいい味出してる。

  忙しくなると常連客が厨房に入って手伝っちゃう雰囲気もなんかいい。

  料理は新鮮で最高。そして安い。

 大将も長生きしてください。そしていつまでもお元気で!


 こんな感じでゆるっと1泊2日の旅は終わりました。



 【芝桜公園で撮った写真。ああ、函館切れちゃってる⤵⤵】

  で、タイトルなんですが。
道民にとって道内旅行って、その、めっちゃくちゃワクワク感溢れる訳でもないんですよ💧‬
  だってどこへ行っても景色的には同じなんだもん。
  もちろん沿岸部、山間部、平野部、それぞれ違いはありますよ?
  でも結局そんなに意外性はないんですよね。
  うちの近所(半径50kくらい)で見た光景、ってなります。
 
  景色にも、文化にも、食べ物も、僅かな差はあっても丸っとだいたい北海道。
  馴染みのない町が、まぁ、物珍しかったかなぁ…というくらいの感慨なんですよね。

  そしてなにが骨かと言うと、目的地までの距離が異様に長い。
  本州の観光地のように、ひょっとしたら次の観光ポイントまで歩いて行けちゃう?なんてとこはまず「ナイ」 です。
  それがツラミ。

  でもきっと内地(道外の人間をこう呼ぶ)の人たちなら、延々続く直線道路や、寂しさも感じる海岸線とか、森の中を走ってるような山間部のドライブ、なんかも込みで楽しめるんだろうなぁ。
  羨ましいです🥲
北海道ファンマガジン さんからお借りしました。