今年に入ってから、お薬が効いてる昼間はそこそこ、歩けてるのですが、
お薬が切れてる夜中は、夫さん、自力ではお布団をどけて起き上がれないので、夜間頻尿で4,5回、”ふくこさ~~ん、おしっこ~~”と、起こされるようになり、夫さんを抱きかかえ、ベッド横のポータブルトイレに移乗していただく。
うっかり、どちらかが目が覚めなければ、そのまま、リハビリパンツを履いていても漏れてきて、おねしょ、になってしまう、ということが起こりはじめ、疲れはててしまっていた。
何とかしようと、いろんなことを試した数か月だった。
お世話になっている理学療法士さんに、”夜間、紙おむつをして、そこで出してしまうことにしたほうが、お互いにぐっすり眠れて楽だと思いますよ”とアドバイスをいただき、
リハビリパンツ、尿漏れパッドから、くるむタイプのいわゆる紙おむつ、に変えてみたり、しっかりしたテープの付いた外国製の尿漏れパッドを変えてみたり。
ところが、朝までぐっすり、どころか、くるむタイプの紙おむつも、外国製のしっかりしたパッドも、やはり、夜中、1,2回は取り替えないと、横からもれたり、で、結局、パジャマと、楽天で1000円で買った防水シーツ、を洗濯する羽目に。
そもそも、夫さん、
紙おむつをして、おしっこを、中で出してしまう、ことに、抵抗があるらしい。やはり、濡れているものをつけていると不快感もあるし、そもそも、尿意を感じたら、トイレはトイレでしたいらしい。
いろいろ試してみて、
最終的に夫さんが、
”紙おむつの中で出してしまう、ということに慣れることが怖い。漏らしてもいいのだ、我慢しなくてもいいのだ、ということに慣れてしまうと、我慢できない体にどんどんなっていくようで怖い。"
"入院とかで、看護師さんにご迷惑だから、紙おむつの中で、夜間はしてください、と、言われるなら仕方ないけど、やはり、家では、座ってしたい。”
というこの一言で、ぐるっと一周して、夜中は、
”ふくこさ~~ん、おしっこ~~”と起こされて、4,5回、ポータブルトイレに移乗していただく、という生活パターンに戻っていった。
ただ、お互いに目が覚めなければ、おしっこが漏れる可能性があるし、夫さん自身が、漏らしたら、ワタシに悪いという緊張感?で、間に合わない夢を見たり、1時間弱ごと、ふくこさ〰ん、おしっこ、おしっこ、と、7回起こすようになり(・・;お互いに余計疲れ果ててしまった💦
いろいろ、いただいたコメント、参考になった。一応、漏れても良いように、近所のドラッグストアで探してみて、夜間は、リハビリパンツ5回分や、尿もれパッド8回分を組み合わせたりしたら、夫さんもワタシも漏れても安心感?が出る感じで、
何たらかんたらで、起こされることとの折衷案?で?乗り切ることになりそう。
ちなみに、入院中にシビン、とかも試したことがあるらしいのですが、上手く使いこなせなかったらしい。
ベッド横のポータブルトイレだけど、本当は、おうちのトイレまで連れていければよいのですが、
昨年冬あたりから、夜中お薬が切れてる時間に、男性を抱きかかえて連れて行くことにワタシがギブアップ。
逆の立場なら、ワタシ自身、トイレはできる限りトイレでしたい。排泄を自力でする、ということは人間の根本にかかわる大きな問題。したいときに、トイレでする。
先生にもいろいろ相談したけど、基本、ペオーパ錠できかなかればつきあっていくしかない、と。頻尿改善ストレッチ骨盤低筋ストレッチ、も毎日、やってらっしゃるようなのですが、
パーキンソン病の方の場合、脳からの伝達に問題が生じるのであって、我慢する筋肉の衰えが原因でないとか。もちろん、その筋力も衰えたら余計症状が進むので、ストレッチ、やらないよりやったほうがマシ。
排泄の問題は、結構デリケートな問題であり、深刻な問題。
家族さんの負担やご本人の睡眠の質向上のため、紙おむつで、中でおしっこを出してしまう方が良いのか、
←本人の睡眠の質の向上、っていう意見もごもっともだと思う。
夫さんの言う通り、できる間は、夜中4回でも5回でも、座ってしたほうがよいのか、
正解はない。どちらでもない気がしてきた。
一時、ワタシの方が参ってしまい、悶々と、夜中目がさえてきて、起こしたあとは、また、スヤスヤと1時間はパタンと寝てる夫さんに腹がたち、ケンカばかりになっていた。
が、
夫さんの、
"紙おむつの中で出してしまう、ということに慣れることが怖い。漏らしてもいいのだ、我慢しなくてもいいのだ、ということに慣れてしまうと、我慢できない体にどんどんなっていくようで怖い。"
基本、トイレは座ってしたい、という切なる?訴えに、ワタシも起こされることにある程度は覚悟というか承諾(・・;
排泄は、人間の尊厳にかかわる部分なのだ。
正解はない。
本人と家族が今は、これが1番と納得する形が、正解なんだと思う。
↑一応きれいごと。また、ひと月も、たてば、疲れてきて変わってきていてるかも。
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いろいろいただいたコメントや他の方のブログ参考になった。というか励みにもなった。みなさん、試行錯誤したり、工夫なさっておられるのが伝わってくるので。みなさん、オトナだなあ、と。
いろんな症状が次々出てきた数ヶ月だった。
まあ、いろいろ試行錯誤してる間に、何とかかんとか、どれもこれも乗り切れそうな気がしてきた。
とりあえず昼間は夫さん、歩行状態の現状維持に向けて、忙しく、訪問リハビリ、通所リハビリ、オンラインダンス、普通のフィットネスクラブ、お散歩、などなど、一週間のスケジュールを毎日こなして頑張っておられるのですが。
いろんな話にさらに続く。