新型コロナウイルス 第10波が始まる | 笑う門には福来るのブログ

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【冬の流行期で1年前より1ヶ月遅れ】

 毎年夏季と冬季に流行してきた日本の新型コロナウイルス。1年前の第8波は11月初旬から増えはじめピークは正月1/6の246,751人だった。

 

 今冬は、昨年の1ヶ月遅れの12月初旬から増えはじめ、定点医療機関あたりで2.75人だったものが、12/18ー12/24週で4.57人、12/25-12/31週で5.79人、1/8ー1/14週で8.96人(定点計で44,178人)と顕著に増加しはじめた。2月10日頃に第10波のピークを迎えそうだ。

 

 1/8ー1/14週の第1位は岐阜県で14.29人、茨城県が14.21人、愛知県が14.17人と続く。ご当地千葉県は11.41人で年末週の5.48人から倍増した。東京都は人口が多いのに不思議にずっと低く5.66人。全国では8週連続で増加している。

 

 大村愛知県知事は「年明けから、愛知県は新型コロナ感染症の第10波に入ったと言わざるを得ない」と警報を鳴らした。

 

【JN.1が日米で急増】

 現在アメリカでは「JN.1」株が急増して感染者の62%を占めているという。日本でも11月頃から増加し、12/28時点で感染者の24.9%を占め、感染研によると今週1/22-1/28週では57%を占めるだろうと推計されている。

 

 日本では、これまで武漢株→アルファ株→デルタ株→オミクロン株→BA.2株→BA.5株→XBB株→EG株など変異を重ね流行してきた。

 

 昨夏に「過去の遺物」となっていたBA.2株から突然変異した「BA2.86株(ピオラ株)」ができて大流行するまではいたらなかったが、それが今冬に更に変異して「JN.1株」となり、今世界を席巻しつつある。JN.1株の潜伏期間は約3日と言われている。

 

 抗体をすり抜け免疫を逃避する能力が高まり感染力は強くなっているが、今のところ入院や重症化のリスクが高くなっているとの報告はないという。これまでと同じく、咽頭痛や咳、鼻水、発熱、頭痛、身体の痛み、倦怠感などの症状がみられるようだ。

 

 感染流行も注意報を経て警報レベルに近づいてきているが、マスコミではほとんど取り上げられず、街なかではアルコール消毒やマスクの着用もあまりなされなくなっているので今後は心配だ。