この記事は、私個人の身内の事の内容ですので、面白い話など期待されてる場合はスルーして下さい
ここ数日、急激に母の具合が悪くなり、先週の水曜日の夜から木曜日の朝にかけては、肝性脳症
を起こしました。
肝性脳症は大抵、病院に行ってを受け大便を出す事によって治っていましたが、木曜日に起こした肝性脳症は、朝から点滴を受けても中々治らず、木曜日の夕方まで正気に戻りませんでした
肝性脳症は、金曜日にはほぼ治った様ですが、認知症症状が以前に増して酷くなりました。
ずっと前からの事ですが、今日が何日なのか何曜日なのかは、もう殆ど理解できません。
それに増して、自分で洋服が着れなくなってしまいました
自分なりに服を着ようとしているのですが、下着と上着の順序が分からなかったり、下着を何枚も何枚も着てみたり、服の前後や上下もあまり分かりません。
また、大好きなを見るのにも、のつけ方、チャンネルの変え方、音量の調整などのリモコンの操作が、全く分からなくなりました。
顕著に見える症状は、そう言った事ですが、他にも自分の言いたい事が言葉に出来ず、意味不明な言葉になってしまい、意思が伝えられません。
そんな状況ですから、分かっていても、イライラした父は「何を言いよんねん!どないしたんや!何言いよんかワカラン」と声を荒立てて母に言ったりする事があり、言われた母は「エラそうにばっかり言うて、何にもしてくれへん」と、落ち込み拗ねてしまいます。
そんな落ち込んで拗ねている母を少しでも元気付けようと、昨日ホームセンターに行く用事が有ったので、特に欲しいって言うは無かったけど、母と一緒にを植えたら少しでも元気出してくれるかな?と、花苗を少しだけ買ってきました。
家に帰ると、母は偶然にも庭に居たので、「花買ってきたんやけど、何処植えよ~」と聞いても母は理解できないのか「花買ってきたん何処に~」と、直ぐ傍に置いてある花の存在さえ分からない様子でした。
そして、私が適当なプランターを探してきて、母が座っている横で土を入れたり肥料を入れたりしたのですが、いつものように興味深く見る事もなく、うつむき加減で自分の座っている足下の雑草取りをしていました。
花を植え終えたので、母に「何処に置いとこ~」と聞いたのですが、母は「・・・・・。」と私の言っている意味が理解できないみたいでした。
もう花を植える事も癒される時間でもなくなり、花が増える事自体も理解できない様です。
ホントに、先月中頃までは、認知症気味でも言いたい事は言って、人の言う事は理解できていたのですが、急に異常と思えるぐらいの、認知症の症状が強くなりました
それと共に、元々良くなかった足の状態も、一層悪くなり、つたい歩きをしなければ一人で歩く事も困難になってきました。
認知症が進み、体も弱ってきて、ベッドで寝て過ごす時間が多くなってきて、もうそんなに残された時間は多くないのかな?と思うと、分かっている事とは言え、やっぱり辛いです。
もう80歳後半とか90歳超えてるのなら、「もうお迎えが来ても、そりゃおかしくないわな」と思えるのですが。まだ72歳の母、いくら肝臓病に糖尿病、脊椎変形症と病気のデパートとは言え、早すぎるような気がします。
血液の感染で肝臓病になったのも、母の運命なのかも知れませんが、50代でC型肝炎を発症してから病気と闘い続け、ある医者には「そんなに長く生きられないでしょう。。。」と言われてからも13年頑張って生きてきました。
いつかは来る最期の時、死の恐怖から逃れる為に人はボケると言われるけど、認知症が一層強くなった母を見ていると、もうそう長くは無いのかな。
最期の時が来るまで、母には少しでも楽しい時間を過ごさせてあげたい。
この春に植えた花が綺麗に咲く時には、母に「綺麗に咲いたなぁ~」と喜んでもらいたいって思った、ここ数日です