福井さん家の3姉弟

福井さん家の3姉弟

2000年生まれのクリンを筆頭に、2002年生まれの妹の「ニコ」、2009年生まれの弟の「みのすけ」の3人姉弟と共に暮らす中で、楽しいこと、よかったこと、困ったこと、悩んだことなど、ペットを愛するみなさんと情報を共有できれば、とブログを始めました♪

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こんにちは。
 
すっかりご無沙汰しております。
 
 
 
2019年3月17日朝、我が家の大切な大切な長女クリンが、19歳1ヶ月16日で、その生涯を終えました。
 
 
 
17歳9ヶ月で子宮摘出と抜歯の手術を受け、18歳10ヶ月で抜歯と歯の掃除。ハイシニアになってから二度の麻酔に耐え、無事元気に戻ってきてくれました。
 

 
 
2月1日に19歳の誕生日を元気に迎え、誕生日以降はあれほど悩んでいた食べムラ・食い渋りも見られず、毎日パクパクとご飯を食べてくれていました。
 
 

 
 
 
18歳半を過ぎた頃から、足の衰えが目に見えてわかるようになりました。ヘルニアの痛みもあり、昨年8月と10月に二度再生医療を受けました。
 
 
 
それでも自力で歩き、毎日2〜3回はお散歩に出かけていました。チョコチョコと走る姿はとても愛おしく、よく道行く方から声をかけていただきました。
 
 
 
旅立つ前日は、ご飯を5回食べました。最近は食べても太れなくなり、飲み込みも悪くなっていましたが、この日は5食ともほぼ完食。お腹いっぱい食べてくれて、抱っこしたら少し重く感じられたので、太れてよかったねと声をかけたほどでした。
 
 
ここ数ヶ月はクリンのお世話のため、ほぼ出かけることなく家で共に過ごしていましたが、唯一土曜日は週一の夜のバイトがありました。夜の仕事を選んだのも、日中クリンをひとりにしないためだったんですよね。
 
 
いつもバイトの日は、夜にご飯と投薬を済ませて、寝かしつけて出ていましたが、この日は出る前に短いお散歩に出かけました。
 
 
昨年12月頃から、うまく起き上がれなくて鳴いて呼ばれることがありましたが、お散歩に行った後はさっと起き上がれていたこともあり、夜中に旦那を起こさないようにという理由でした。
 

 
 
天気の悪い日が続いていましたが、この日は月がとても綺麗に見えていました。いつも夜散歩の時は、クリンと一緒に月を見ていたので、久々にお月様が見れたね〜、と話していました。
 
 
帰ってから眠そうなクリンを寝かしつけて出かけました。この日は、いつも寝ていた布団ではなく、わたしのいつも座っている座布団の上に寝かせました。
 
 
これもたまたまなんですが、わたしの座布団で寝ていた時にひょいと起き上がっていたので、こっちの方が起き上がりやすいのかな、と思ったんです。
 
 
気持ち良さそうに寝ているクリンを見て、安心して出かけました。
 
 
 
そして翌朝帰宅。クリンの姿が見当たらなかったので、こたつの中に入ってるのかな、とこたつ布団をめくると、わたしの指定席で気持ち良さそうに寝ていました。
 
 
 
朝ごはんと投薬のため、起こそうと頭を撫でた時、すでに冷たくなっていました。
 
 
 
 
 
 
これはいつもの寝顔ですが、このままのお顔と、このままの寝姿で旅立っていました。
 
 
 
旦那が起きた6時半と出かける直前の7時半にクリンを撫でた時は、気持ち良さそうに寝ていたそうです。こたつの中がかなり暖かかったため、暖房とホットカーペットを切って出かけたそうです。
 
 
わたしの帰宅は8時45分。この時にはすでに硬直していたため、クリンが旅立ったのは旦那が出かける前くらいだったのではないかと思います。
 
 
病院にはずっと通っていました。12月に抜歯と歯の掃除をしてもらいましたが、抜きたかった奥歯はあまりにしっかりしていたため、抜くことができなかったんです。それが原因でCRP数値が上がることがあり、処置後ずっと抗生剤を飲んでいました。
 
 
今月に入り、CRPも収まり、少し下痢をしていたのでその薬を飲んでいましたが、15日の診察で、一旦治療が終わりとなりました。あとは毎日のお薬と、健康維持のため鍼灸に通うことにし、次回は2週間後に行く予定をしていました。
 
 
 
 
2017年10月に、ホルター心電図で不整脈がわかりました。定期的に心音が飛んでいて、先生から「心臓の鼓動が飛んだ時にそのまま止まってしまうこともある」と聞かされていました。
 
 
この病院は、しっかりと検査をしてくれます。15日に念のためのエコー検査をしてもらい、心臓も診ていただきましたが、問題なくしっかり動いてるね、といわれました。血液検査では肝数値は高かったものの、元々高めで元気食欲共にあったので問題なし。その他どこにも不具合はありませんでした。
 
 
病院にお礼に伺った時、クリンの最期を伝えたところ、院長先生から「寝ている時に心臓が止まり、とても安楽な状態で旅立ったと思う」といわれました。
 
 
 
最近は足の衰えも顕著で、前足の脱力からよく転ぶようになっていて、自力でしっかり歩けるギリギリのように感じていました。そろそろ車椅子も考えた方がいいかな、と漠然と思っていたんです。
 
 
きっとクリンは、自力で何でもできる「今」を選んで旅立ったのだと思います。最期まで潔くて強くて、本当にすごい子です。
 
 
 
 
飼い主の願い通り、元気にピンコロ。体調は絶好調、病院を卒業し、ご飯をお腹いっぱい食べ、お散歩を楽しみ、自力で立ち上がり、いつも寝ていた布団の上に大量のおしっこをし、いいうんちをし、わたしの指定席でこたつ布団をかぶり、穏やかな寝顔のまま、静かに最期を迎えてくれました。
 
 
 
お骨はとてもきれいな色で、どこも変色していませんでした。2本抜歯をしましたが、その他はしっかり残っており、焼き場の方に、この年齢でこれだけしっかりお骨が残っているのは珍しい、と褒めていただきました。
 
 
自分にできることはすべてやりました。後悔も悔いもありません。毎日クリンとたくさんお話をし、毎日感謝を伝えていたので、飼い主の気持ちもしっかり伝わっていたと思います。
 
 
でも本音を言えば、もう少し一緒にいたかった。成人式は迎える気満々でしたし、今年も桜を一緒に見る予定でいました。
 
 
19年以上、当たり前に側にいてくれた、我が子同然のクリン。クリンからは、たくさんの愛情をもらい、たくさんの大切なことを教えてもらいました。今のわたしがあるのは、クリンのおかげです。クリンと出会っていなかったら、大きな病気をしていたか、もしかしたら今ここにいなかったかもしれません。
 
 
元気なままの旅立ちを願っていましたが、ここにいないことがとても悲しくて寂しいです。大往生してくれたことは嬉しいけど、そんなに急がなくてもよかったのに、と思ってしまいます。
 
 
 
クリン15歳の時に始めたブログ。初めての入院、食べムラ・食い渋り。ここで悩みを共有し、たくさんの方からアドバイスをいただきました。アメブロを始めたことで、SNSの素晴らしさを知りました。
 
 
お会いしたこともないのに、まるで自分ごとのように心配してくださる方や、いつも気にかけてくださる方、一生お付き合いさせていただきたいと思える友人にも出会うことができました。
 
 
 
今までクリンにたくさん応援いただき、励ましをいただき、アドバイスをいただき、本当にありがとうございました。
 
 
 
クリンの旅立ちを機に、アメブロを卒業させていただきたいと思います。
 
 
 
 
 
クリンとの新しい経験は残念ながら増えませんが、今までの経験を、今困っている飼い主さんたちに少しでも参考にしていただけるよう、これからもワンワンラボとTwitterは続けていきます。そしてひとりっ子となってしまったみのすけと、新しい経験と思い出を作っていきたいと思います。
 
 
 
 
3年半、本当にありがとうございました。
 
 
皆様の最愛のワンコが、元気に長生きされることを心より願っております。 
 
 
 

ありがとうございまつた。
 
 
 
 
 
 
飼い主の「困った」は飼い主同士で情報交換