呑まれてみようか<BAR追分/伊吹有喜> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

新宿三丁目交差点近く―かつて新宿追分と呼ばれた街の「ねこみち横丁」の奥に、その店はある。そこは、道が左右に分かれる、まさに追分だ。BAR追分。昼は「バール追分」でコーヒーやカレーなどの定食を、夜は「バー追分」で本格的なカクテルや、ハンバーグサンドなど魅惑的なおつまみを供する。人生の分岐点で、人々が立ち止まる場所。昼は笑顔かかわいらしい女店主が、夜は白髪のバーテンダーがもてなす新店、二つの名前と顔でいよいよオープン!(amazon)

飲食店を舞台にした小説、たくさんあります。先日UPの「純喫茶トルンカ」 も同じく。

これはファーストフード店では成り立たないかな。

ある程度の料金を払って、時間と場所と雰囲気を、食べ物とともに味わう。

今作は読書メーター登録数3,000を超える人気作です(この数字は滅多に見ない)。

 

ねこみち横丁振興会のHP作成をしたのが縁で、BAR追分の2階に住むことになった宇藤。

会社倒産で失業し困っていたところに、横丁のおせっかいオイチャンに助けられ。

HP運営&管理人&昼間のバール追分の用心棒!になる過程が、あったかい。

定食屋の隅に座敷童っぽく座っている物書き。絵になりそう。

 

常連父さんとその娘の話もいいなあ。

結婚式前夜に父に連れていかれたバー追分で出たサンドウイッチ。

子供の頃に食べた味って、なぜか覚えている。「あ、これって・・・」。

寡黙な父と娘の話、グッときました。

 

「ビーフカレーには何をのせるか」。バール追分では、カツ・エビフライ・コロッケから一つ。

自販機の商品配送&交換の仕事をしている男。アイドルグループの選抜投票にご執心。

カツは応援しているメンバーが、入賞したときにとっておきたいと悩む姿がカワイイ。

私だったらなにをのせようかな。今日はカツの気分だ!。

 

素朴なんだけど味わい深い200頁の1冊。またナイスな作品に出会ってしまった♪

そこで「おかわり!」。明日はパート2の感想ですよー。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。