真実の行方<64 ロクヨン 後編 / 佐藤浩市> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

<昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした少女誘拐殺人事件・通称

「ロクヨン」。事件から14年が過ぎた平成14年、新たな誘拐事件が発生。犯人は「サトウ」と

名乗り、身代金2000万円を用意してスーツケースに入れ、父親に車で運ばせるなど、事件は「ロクヨン」をなぞっていたが……。後編は原作とは異なるラストへと向かっていく。>

(映画.com)

昨日に引き続き、後編の感想。

前編(リンク貼)は警察内部の話の群像劇だったのが、後編は広報官・三上(佐藤さん)が

奔走する話がメイン。

 

☆よかった点☆

・三上をメインにしているので、やっと警察物っぽくなってきた。

 

・「ロクヨン」事件の遺族役・永瀬正敏さんが、相変わらずの怪演っぷり! また

新たな誘拐事件の父役・緒方直人さんも、最近はすっかり”汚れ役”が

板についている。

 

・県警本部記者クラブとのやり取りが、あるある、な感じ。幹事記者の瑛太さんの

死んだ目もクール。参事官役の三浦友和さんも、重厚な演技でシビレます。

 

・原作を尊重した、ちょっと新たな展開がよかった。

 

★イマイチな点★

・一挙見しないと、よくわからないかも。新たな誘拐事件の話がちょっとややこしい。

じっくり見るべし。

 

昭和64年という、たった一週間の時間。

天皇崩御という一大事の騒動の中で埋もれてしまった、事件。

 

「ロクヨン」の意味が、やっと解りました。言葉だけが先行していたので。

あの時私は、丁度学生から社会人になるときだったな。あなたは?

 

2016年119分。

 

前・後編もの、結構いけるじゃん。今もうひと作品前・後編ものが録画してあるので

時間を作って一挙見しなくっちゃ。感想は、また。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。