線路はつながった ~三陸鉄道復興の始発駅 / 冨手淳 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       
”「あまちゃん」の愛した「北鉄」こと三鉄は、
                      こうして蘇った!”


東日本大震災で壊滅的な被害を被りながら、震災後

5日目には一部で運転を再開させた三鉄。瓦礫の中を

走るローカル鉄道の姿は「復興の象徴」となり、NHKの

朝ドラの舞台として大ブレーク。

多大な復旧費用に会社存続の危機にさらされつつも、

地元の熱い思いに支えられ、完全復旧するまでの

日々をつづった、三鉄社員の激動の手記。
線路はつながった: 三陸鉄道 復興の始発駅/新潮社


以下、感想等。

①「三鉄、いつ動くんだ?」

・大津波の二日後。高校生の子供が三鉄に乗って

通っている親御さんが、瓦礫の後始末をしながら尋ねます。

そこで社長は決意。「落ち込んでいる暇はないぞ」と。

いかに地元密着の鉄道かが、わかります。

②災害対策本部は、車両内。

・幸い三鉄は非電化。気動車は軽油があれば、エンジンが

かけられ、車内の明かりが付き暖房も。昔ながらでは、です。

③情報の共用化で、確認・連絡のミスが最小限に。

・ホワイトボードに、時刻と内容を列挙し、いっぱいになったら

ノートに記載。その様子は、本の表紙をめくると見えます。

初動体制がいかに重要かが、わかります。

④電車が走ってなくても、線路は残っている。

・線路の上を歩く人が多く、また途中掲示板も置いてあって

連絡板の役目も果たしたそうです。

⑤世界からも、支援

・産油国クエート政府からは原油の寄付。「これを販売して

お金に換えて、復興支援に」。これで被災した車両が

蘇りました。目頭が熱くなりました。

⑥あまちゃん好きの方には、是非。

・私はドラマを見ていなかったのですが、「北鉄」と言う名の

鉄道の様子がこの三鉄に重なります。その場面の説明も

ありますよ。

⑦みんなが手をつなぐことで、線路はつながった。

線路は続くよ、ごこまでも。

本にこちゃんのレビュー本
     4.5点/5点。


さらりと書いてあって、途中車社会における鉄道の話もあり、

興味深かったです。