Robert Palmer - Pride | NOTRE MUSIQUE

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Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

Robert Palmerロバート・パーマーの1984年のアルバム。
80年代のにデュランデュランと結成したユニット"Power Station"や、ソロで大ヒットした86年の"恋におぼれて"の印象が強く、MTV全盛の80年代のアーティストの代表のように語られることが多いが、実はデビューは1974年にデビューし、70年代はロックでもソウルフルな歌唱を得意とするブルーアイドなボーカリストで、Little Featを迎えた"Preasure Drop"などの秀作も多い。
このアルバムではルパート・ハインをプロデューサーに迎え、当時のテクノ的なファンクサウンドを前面に押し出し、さらにアフリカ、アジア、カリブといった音楽までも取り込んでいる。エレクトロなサウンドとしてはTalking HeadsやCulture Clubなどと比べるとかなり地味な音作りと感じられるが、これはこの後の大ヒットに繋がる前兆ともいえるし、様々なリズムアプローチを通してはいるが本質的に彼が目指していたものが、エレクトリックなファンクサウンドであったことは明白である。
タイトル曲"Pride"の中の「オリビィア・ニュートン・ジョン、君はなんてことしたんだ!」という歌詞は当時カントリー出身でありながら時代のポップなエレクトリックサウンドを取り入れ"Physical"を大ヒットさせたオリヴィア・ニュートン・ジョンのことをストレートかつ彼独特のシニカルな表現で取り上げ物議を醸した曲である。そしてロバート・パーマーのこの後の活躍ぶりは周知のとおりで、"恋におぼれて"が世界中で大ヒット。美形モデルをバックに配したプロモーション・ヴィデオを作成し、当時流行のMTVによるプロモーションを利用して一躍スターダムにのし上がったのである。彼の存在とサウンドはこの頃のアメリカの高度経済成長期をシンボライズしており、それは同時に日本のバブル経済期を連想させるサウンドともシンクロしている。
近年はそんなエレクトリックなサウンドとは対称なブルース魂を全面に押し出した"DRIVE"で新境地を開いている。このアルバムはソウルボーカリストとしての円熟を感じさせ、その存在の大きさを見せ付けたが、残念ながら2003年9月26日旅行先のパリで心臓発作にため亡くなってしまったため彼の遺作となってしまった。あの時代にバブルのごとく弾けてしまった彼のポップなサウンドが戻ってくる可能性はもうなくなってしまったが、過去の作品のキラキラした輝きは永遠に色褪せない。