Franz Ferdinand - Franz Ferdinand | NOTRE MUSIQUE

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Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

Franz Ferdinand昨年2004年にデビューしたFranz Ferdinandの1stアルバム。
このFranz Ferdinandはスコットランドのグラスゴー出身の4人組。メンバーはアートスクール出身で、バンド名の由来はどういう意味で付けたのかは不明だがサラエボ事件で暗殺された皇太子の名前だそうだ。
彼らのサウンドは、ダンスミュージックのような踊れるビートにわかりやすくキャッチーでポップなメロディーがのっているのが特徴。全体のサウンド部分は60年代のビートロックバンド、リズム的な部分では80年代のニューウェーブの影響を強く感じさせるバンドである。ボーカルからは初期ロキシーミュージックのブライアン・フェリーを思い出させるようなデカダンでグラマーな印象を受ける。
今の時代に、60年代ロックやニューウェーブサウンドをやっているという表現は決して褒め言葉に聴こえないが、彼らはそんなニューウェーブやマージンビートからの影響を自己流に消化している。もともとアートスクール出身でアートロックをやっていた過去からも今のサウンドに至るまでの長い過程が想像できる。
このデビューアルバムはそうした彼らのハイセンスな音楽志向とポップで良質な曲、そして全体のアレンジのバランスが凄くうまく取れていて、過去の音楽からの影響を肯定しながらも決して懐古的なロックにはなっていない。これはもはやギターポップとしての新しいスタイルと言えるだろう。ヒップホップの要素を取り入れたパンクサウンドが全盛の今の時代の中で、懐かしさを感じさせてくれながらもそれを新鮮なスタイルとして感じさせるところに彼らの一番のセンスが光っている。
彼らはライブのときには全員がヴェルサーチの服を衣装と決めているらしい。そんな彼らのアーティスティックは拘りはこの黒背景にクリーム色とオレンジを使ったバンド名だけというシンプルなアルバムジャケット、そしてサウンドの随所に表れている。
このFranz Ferdinand、私は恥ずかしながら最近になって知ったのだが、イギリスはもちろんアメリカ、そして日本でもフジロックで注目され人気を集めているそうだ。2000年代のロック、今後もこうしたハイセンスな新人がまだまだ出てくるのだろう。