Van Morrison1970年発表のアルバム。前作“アストラル・ウィークス”はMJQのConnie KayやRichard Davisらを迎えたジャズ的なアプローチの強い作品でしたが、本作はそのジャズ的な要素にR&Bやソウルの要素が絡まりヴァン独特のスタイルができあがった作品。ヒッピーの夢が崩れ始めた時代に生まれた希望のようなアルバムです。
“Caravan”“Crazy Love”といったヒット曲はいまやロックのスタンダードにもなっており、他の曲も完成度も非常に高い。特にタイトル曲はどこでかかっても、どんなシチュエーションで聴いても、その場の空気を変えてしまうほどの影響力の強い名曲です。
ヴァンモリソンは日本ではいまいち通好みといった印象の強いアーティストですが、ソウルフルで個性的で熱いボーカルやロマンティシズム溢れる詩作はU2など多くのコンテンポラリーなアーティストに影響を与えていて、イギリス・アメリカではJohn LennonやBob Dylanと同じくらいロックの巨人として認知されているそうです。