やまんばのにしき(3〜5歳) | 8歳7歳息子との絵本生活

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絵本感想が中心です。読み聞かせ講座をきっかけに絵本の世界に魅了され、いまは子供そっちのけ、自分が絵本を楽しんでいます。息子たちは、1年4ヶ月差の歳近めの兄弟です。小3の長男、小1の次男です。気になることは子連れキャンプ、子連れディズニーランド。

「やまんばのにしき」

文:まつたにみよこ

絵:せがわやすお

やまんばのこどもが産まれ、あかざばんばが祝いのもちをやまんばに届ける昔話。やまんばって昔話ではたいてい怖いのですが、この絵本のやまんばはやさしいです。はじめは怖いと思って読むのだけど、ストーリーが進むに連れて印象が変わっていきます。主人公のあかざばんばは、とても人間のできた人です。

昔話って淡々と描かれているものが多いですが、この絵本は登場人物のキャラクターの心情が分かりやすく、各キャラクターに愛嬌があります。会話が多めで、子供たちも分かりやすい絵本です。


まつたにみよこさん、せがわやすおさんの「いないいないばあ」コンビだからこそ、子供の心を掴むのでしょうか。文章、絵ともにイキイキとしている昔話でした。

一緒に借りた名作「エルマーのぼうけん」以上に、長男が気に入っていました。エルマーのぼうけん」は2番目におもしろかったそうです。


この絵本、うしろにもう一つの民話「うしかたとやばんば」のお話がついています。こちらは怖いやまんばが登場します。「やまんばのにしき」とやばんば像のギャップがありますね。

こちらのお話は怖いけど、長男はおもしろかった様子。「かまって何?切るやつ?」という質問から、一緒にインターネットで「かま」を調べたりしました。「ひだら」は干鱈??


どちらも、長男のお気に入りの昔話絵本でした。


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