だってだってのおばあさん(4〜5歳) | 8歳7歳息子との絵本生活

8歳7歳息子との絵本生活

絵本感想が中心です。読み聞かせ講座をきっかけに絵本の世界に魅了され、いまは子供そっちのけ、自分が絵本を楽しんでいます。息子たちは、1年4ヶ月差の歳近めの兄弟です。小3の長男、小1の次男です。気になることは子連れキャンプ、子連れディズニーランド。

「だってだってのおばあさん」

作・絵:佐野洋子

佐野洋子さんといえばネコ。おばあさんと孫でも成り立ちそうなお話ですが、登場するのは98歳のおばあさんと、5歳の元気な男の子のネコのお話です。


ネコがおばあさんを魚釣りに誘っても、

「だってわたしは98だもの」

年齢を理由に、おばあさんは誘いを断ります。


99歳のおばあさんの誕生日、訳あって誕生日ケーキのろうそくが5本になりました。おばあさん、5歳だね。


ネコが魚釣りに誘っても、

「だってわたしは5さいだもの。あら、そうね。5さいだからさかなつりにいくわ。」

他にも「だって98だもの」と言ってこれまでやらなかったことにも挑戦していきます。そして、おばあさんはとても楽しそうです。


佐野洋子さんの絵本はただ物語として子供たちも楽しめるけれど、大人も考えさせられるお話も多いです。「だって」と理由をつけてやっていないこと、それは本当にやれない理由ですか?それを突破すれば、もっと楽しい未来が待っているかも。自分の殻を破るということかもしれませんね。


5歳のおすすめ絵本