「せんろはつづくどこまでつづく」
文・絵:鈴木まもる
せんろはつづくシリーズの第3弾。
3作目は少し方向性が異なります。これまでせんろのバリエーションが焦点でしたが、車両のバリエーションへとシフトしました。表紙でも、これまでの蒸気機関車でなく、新幹線が登場してますね。
いろんな列車が連結していきます。異なる列車同士を連結していくのも、プラレールを彷彿とさせます。
そして、昼、夕方、夜、朝と景色が変わっていく風景が素敵です。私の一番お気に入りは、夜の景色…星空と、夜の列車が美しい。
1作目から読んでいる人へのお楽しみの場面あり。1作目の振り返りのできる1ページがあります。
最後の場面では、これまでなかったターンテーブルが登場。車庫入れということで、シリーズの最後らしい締めくくりになっています。
この動物や鳥、虫たちも、たくさん出てくるので、生き物探しも楽しめます。
この絵本は、シリーズの中でも、我が家での一番人気です。その日の気分によって、持ってくる絵本にバラつきはありますが、一番よく持ってくる絵本でした。景色の変化があって、私も3冊の中でこの絵本が一番好きです。
小さい年齢からの導入には1作目の「せんろはつづく」、せんろはつづくの世界感を更に楽しみたいときは更にダイナミックな2作目の「せんろはつづくまだつづく」、いろんな列車を見てみたいときは「せんろはつづくどこまでつづく」をオススメします。